新生児の赤ちゃんって、本当に四六時中母乳を求めてきますよね!
産院でも、頻回授乳をがんばりましょう!この調子で続けて!
と、完全母乳をめざした育児を指導されると、なんとなくミルクを足すことがダメなような気にもなっちゃいます。
頻回授乳の大切さや、赤ちゃんにとっては母乳がいちばんいい!というのは頭では理解していても、24時間体制で母乳をあげ続けるのは、体力的にも精神的にもしんどいんですよね。
わたしも二児の母ですが、上の子がずっと母乳を飲んでるタイプの子で、気づくと1時間以上も吸い続けている!なんてこと、しょっちゅうでした。
やっと寝た~!と思って、そっと布団におろしてもすぐに泣き出してしまったり。
家事はできないし、自分がご飯を食べる時間もない!トイレに行く時間すら無い・・・!と、とてもツライ生活が続きました。
寝不足でついイライラしてしまったり、もしかして、母乳が出てないのでは!?と落ち込んだり。
ですが、そんな私でも、産後3か月ごろには母乳が安定し、混合から完全母乳の育児へ移行することができました!
ただ、振り返ると、完全母乳の育児にこだわりすぎなくても良かったかな・・・と思います。
☆Pick Up☆
▼新生児の育児が辛い!と感じている方へ▼
新生児育児が辛い!授乳やゲップ爪切りなど…未知のことばかり!
新生児の赤ちゃんが母乳をずっと欲しがる理由
わたしなりに育児書を読んで調べたり、二人の子供を育ててみて、新生児が母乳を頻繁に欲しがる理由がわかりました!
「お腹いっぱい」の感覚がないから
赤ちゃんは、生後3か月までは満腹中枢が未発達だと言われています。
つまり、いくら母乳を飲んでも「お腹いっぱい」とは思わないんですって!
不思議ですね~。
では、どんなときに母乳を飲むのをやめるか?というと、「母乳を飲むのが疲れたとき」「眠くなったとき」なんです!
新生児の赤ちゃんは、疲れて眠くなるまで母乳を飲み続けるよう、本能的にインプットされているんですね。
これは、たくさん母乳を刺激して、たくさん母乳が出るように必要なことなんです。
ということは、赤ちゃんはママのためにも自分のためにも、母乳の出が良くなるよう、がんばってくれているんですね!
そう考えると、わが子のこと、愛しくなりますね~。
甘えたいから
これは、産院の助産師さんから教えていただいたことなんですが、生後数日の新生児は、外の世界に出てきたばかりでまだまだ不安いっぱい。
信頼できる人、つまりママにくっついていないと安心できないんです。
授乳は、ママと赤ちゃんにとって最高のスキンシップになるんですね!
赤ちゃんは、母乳を飲んで成長していくことと、ママにたくさん甘えてスキンシップして、心も育まれていたんです。
ずっと母乳を欲しがる赤ちゃんの相手は、本当に大変ですが、理由を知ってからは、おおらかな気持ちで赤ちゃんと接することができるようになりました。
▼関連記事▼
授乳が長い赤ちゃん1時間以上かかる!でも珍しいことじゃなかった
母乳不足と決めつけるにはまだ早い!
赤ちゃんが母乳を頻繁に欲しがるのは、もしかして母乳が足りてないからなのかな!?と不安に思うこと、ありますよね。
ですが、赤ちゃんが母乳をずっと吸ってるのは「満腹中枢が未発達だから」「甘えたいから」という理由なんです。
決して、母乳不足でお腹が空いているから、とは限らないんです。
ただ、正直母乳って、どれぐらい飲んだかわかりませんよね。
本当に足りているかどうかは、赤ちゃんの体重増加で判断するしかありません。
ですが、日々の体重はグラム単位でしか増減しません。
グラム単位で測れる体重計、家庭にはありませんよね~。
健診のときか、母乳外来などで哺乳量を測定してもらわない限り、本当に母乳が不足してないか?は知ることができないんです。
ですが、家庭でも簡単な方法で、母乳が足りているかどうか見極めることはできます!
それが、おしっこの量と回数です。
1回に汚れるオムツの面積が、左右の親指と人差し指で円を作ったときの大きさ以上。
回数は、1日6~8回以上。
書籍「最強母乳外来」より引用
母乳育児の一つの目安になりますので、ぜひ、覚えておいてくださいね。
ただし、明らかにおしっこの回数を少なかったり、便が硬い場合は、迷わずミルクを足してくださいね!
▼関連記事▼
母乳がたまる時間はどれくらい?張らないから母乳不足とは限らない!
ミルクを足すことに罪悪感を抱かないで!
わたしもそうだったんですが、なぜかミルクを足すことに罪悪感を抱いてしまい、「はぁ、今日も母乳だけの育児、できなかったな・・・」と落ち込んでました。
あとから振り返ると、産院や自治体の健診などでも、とにかく母乳育児を推奨してきますよね?
これが、気づかない間に、勝手にプレッシャーに感じてしまっていたようです。
一日中、母乳をあげ続けていると、どうしても疲れてきてしまいます。
実際、「今、あんまり母乳出てないよね?」と感じることもしばしば。
わたしの場合、特に夕方の時間帯は疲れを感じやすく、体力が限界に・・・。
あとから知ったんですが、一日のうちでも、母乳の出が良くなったり悪くなったりすることあるそうです。
たしかに、母乳って基本的に、ママが食べたものから作られていますよね。
わたしの場合、ゆっくりお昼ご飯を食べられないまま、ずっと赤ちゃんのお世話をしていたため、夕方はフラフラで母乳が出ていなかったんだと思います。
夜、パパが帰ってきて、やっと落ち着いてご飯を食べてお風呂に入って元気を取り戻すと、また母乳も復活してました!
疲れたな、しんどいな、と感じた時は、母乳の出も悪くなってるタイミングですので、ムリせずミルクを足してOKなんです。
他にも!赤ちゃんのタイプ別で授乳時間が長くなる!
体力がない子
少し小さめで生まれた赤ちゃんの場合、体力がないため、母乳を飲んでもすぐに疲れて眠ってしまう子もいるんです。
ですが、すぐに起きてまた母乳を飲み始める。
1回の授乳時間は短いのに、授乳の間隔が短いと、ずっと母乳をあげてる気分になりますよね。
体力がない子なんだな・・・と、見守るしかありません。
体力が余ってる子
赤ちゃんは疲れるまで母乳を飲み続けるようにインプットされていますので、体力がある子は、授乳の時間も長くなっちゃうんです!
うちの子は二人とも、このタイプでした~。
いつもハフハフして母乳を欲しがっていましたね。
おかげで、二人とも真ん丸のムチムチちゃんでした。
▼関連記事▼
赤ちゃんもその日によって差がある
新生児の赤ちゃんの場合、まだ生活リズムが整ってないため、授乳の時間や間隔もバラバラですよね。
つい先日は、授乳したら20分ぐらいで寝ていたのに、今日はずっと母乳に張り付いていてなかなか寝てくれない・・・と思う日もでてくるんですよね。
赤ちゃんは、何かできるようになる前は、たくさん母乳を欲しがる!と言われています。
体が成長に追いつくために、たくさん栄養を取ろうとしてるんですね!
数日~1週間ほどで落ち着きますので、様子見で大丈夫です。
期間限定のフードファイターだと思うと、可愛いです!(笑)
▼関連記事▼
頻回授乳の乗り越え方6選!
母乳をずっと欲しがる赤ちゃん。
可愛いと思う反面、やっぱり体力的にも精神的にも辛くなること、ありますよね。
ママだって、ときには気分転換は必要です!
わたしはこの方法で、頻回授乳を乗り越えました!
授乳のリズムがついてくると、けっこう楽しくなってきます!
好きな音楽で気分を切り替える
音楽を流すと、気分が変わること、ありますよね?
そのときの気分にあわせて、リラックスできるようなゆったりした音楽をかけてみたり、ジャズ音楽で少し気分を盛りあげてみたり。
授乳は静かな場所で赤ちゃんと向き合って・・・というワケではないんです。
好きな音楽を聴くと、頻回授乳がツライな・・・という気分がまぎれます。
もちろん、授乳しながらテレビに見入ったり、スマホをみるのはNGですが、音楽なら、赤ちゃんもいいことです。
長丁場を覚悟して手元にいろいろ揃える
少しずつ赤ちゃんとの生活に慣れてくると、「あぁ、この授乳は長くなりそうだな」とかがわかるようになってきます。
わたしは、そんなときはまずはトイレへ。
赤ちゃんをおろすと泣くと思いますが、トイレはガマンせずに行くべきです!
で、授乳をするソファの近くの棚に、スマホ・飲み物、マンガなどをスタンバイ!
授乳をして、赤ちゃんがウトウトしてしまったら、そのまま抱っこしてました!
結局、布団におろすと泣いて起きてしまうので、起こしてしまうぐらいなら・・・と思い、昼間は抱っこのまま寝かせることが多かったです。
赤ちゃんが寝てから、スマホをさわったりマンガを読んだりと、好きなことをして気分転換してました!
スマホが手元にあると、ついつい育児のことを検索して調べたくなっちゃうんですが、マンガやゲームなど、育児とは全く違うことを考える時間も必要ですよ。
添い乳を取り入れる
添い乳なら、ママが横になりながら授乳できるので、ラクですよね!
授乳時間が長くてもママも休みながら授乳できますね。
それに、たて抱きやフットボール抱きの授乳のときとは違う乳腺が刺激されるので、乳腺炎の予防にもなります!
もちろん、添い乳ばかりの授乳はよくありませんが、適度に取り入れることで、ママの体力を少しでも回復させることができます!
それに、添い乳をして赤ちゃんがそのまま布団で寝てくれたら、ママもいっしょに眠れますよね~。
うちの子は、添い寝してると安心するのか、長く眠ってくれることもありました。
散歩に出かける
1か月健診が終わると、いよいよ赤ちゃんも外出できますね!
家にばかりいると、赤ちゃんも母乳ばっかり飲みたがりますが、外に連れ出すといい刺激になるようで、しばらく母乳のことを忘れてくれます!(笑)
授乳ばっかりで疲れた・・・と思ったら、思い切って外出してみて。
抱っこ紐で散歩しているうちに、寝ちゃうこともありますからね。
まだ1か月健診を終えてない赤ちゃんや、雨の日など天気が悪くて出かけられない日は、少しベランダに出たり、外の風に当たるだけでもいい刺激になりますよ。
また、わざわざ外に出なくても、抱っこ紐で家の中を歩き回るだけでもOK!
抱っこ紐といえば、外で使うイメージですが、家の中でも活躍してくれます。
お出かけデビューに備えて、抱っこ紐の練習にもなります!
▼関連記事▼
おむつポーチは必要?気になる中身やポーチの代用など二児の母が公開
マザーズバッグはリュック派トート派?二児の母使い分け術を伝授!
家事は手抜き!
1日中赤ちゃんのお世話に追われていると、思うように家事がはかどりませんよね。
「あぁ、まだ家事終わってないのに、赤ちゃんが母乳をずっと欲しがるから、何もできないよ~!」と思うと、ストレスが溜まっちゃいます。
そのため、わたしは家事は手抜き!を徹底してました!
家は散らかっていても、不衛生じゃなきゃOK!
食事は、お弁当やお惣菜をフル活用!
パパにお弁当買って帰ってきて~!とお願いする日も多々。
ずっと泣いてくっついてる赤ちゃんの面倒を見ながら、掃除をしてご飯も作って・・・というのはムリです!
産後すぐは、ママもまだムリは禁物ですからね。
育児記録はテキトーに
母乳やミルクをあげた時間や量、オムツを替えた時間や体温などなど、赤ちゃんのお世話を記録できるアプリ、ありますよね。
日々、記録をつかていると、健診のときに役立つんですよね。
ですが、あまりに細かく記録することができるアプリ、つけるのが面倒になりますし、授乳の時間や回数も気になりすぎちゃって、ストレスになりました!
そこで、わたしはあまり細かくつけるのはやめました!
右側で何分授乳して、次は左で何分して・・・なんて記録してもあんまり意味ないですよね?
アプリがイヤな方は、手書きでノートにサクッと書くのもおすすめです。
ストレスが溜まらない程度に記録をつけてみてください。
▼関連記事▼
新生児が飲んでも飲んでも欲しがる!赤ちゃんの気を逸らす方法3選
新生児の頻回授乳はどれくらい?
新生児の授乳は1日8回以上、3時間おき、な~んて言われていますが、実際3時間も空きませんでした!
うちの子は、1~2時間が限度でした。
1日12回、授乳する日もありました。
あと、昼間はよく飲むけど、夜は長く寝る赤ちゃんや、逆に昼間は寝てばかりで、夜は何度も起こされて授乳した、という子など、赤ちゃんによって欲しがる時間やタイミングもさまざま。
育児書通りになんて、いかないんですよね。
母乳は、赤ちゃんが欲しがるだけあげてOK!ですので、赤ちゃんの様子を見ながら授乳してあげてください。
ですが、どうしてもしんどいときはミルクに頼って大丈夫。
そして、ママもストレスや疲れをなるべくため込まないよう、上手に気分転換してみてくださいね。
コメント