妊娠中はダメ!と言われていた生ハム。
授乳中は食べても大丈夫なのか?気になりますよね。
結論は、授乳中に生ハムは食べても大丈夫です!
生ハムは高タンパクで、ビタミン・ミネラルも豊富に含まれています。
とはいえ、塩分が高いのが気になりますよね。
塩分を摂りすぎてしまうと、顔や足のむくみが気になっちゃいますし。
そんなときは、カリウムを多く含む野菜や果物、芋類をいっしょに食べるようにすると、効率的に塩分を体の外へ排出することができます。
他にも、生ハムは加熱して食べるのも意外アリなんです。
旨味が増すと言われていますので、加熱されていないものを食べるのは抵抗がある・・・という方、ぜひ試してみてくださいね。
授乳中でも生ハムを美味しく食べるコツをご紹介します。
授乳中でも生ハムは食べてもOK!
妊娠中は、生ハムなどの加熱していない食品は基本的に食べないよう、指導されますよね。
では、産後は大丈夫なのか?
生ハムを産後の楽しみにしていた方もいらっしゃると思います。
授乳中でも、生ハムは食べてもOKです!
妊娠中に生ハムを食べると、トキソプラズマ菌やリステリア菌に感染してしまい、下痢や嘔吐などの症状があらわれる場合があります。
特に妊娠中は免疫が低下しているため、細菌に感染しやすいんです。
万が一、妊娠中に細菌感染してしまうと、胎盤を通してお腹の赤ちゃんへも悪影響を与える可能性があったんです。
ですが、授乳中の場合は、母乳を通して赤ちゃんへこれらの細菌が移行することはありません!
妊娠中と授乳中とでは、生ハムを食べて細菌に感染してしまう可能性も赤ちゃんに与える影響度合いも全く別次元なんですね。
とはいえ、授乳中も生ハムを食べて食中毒にかかってしまうと、赤ちゃんのお世話が困難になってしまいますよね。
また、生ハムは塩分や脂質も多い食べ物ですので、産後のむくみや産後太りが気になっているママは食べ過ぎないよう、気を付けたいですね。
次は、授乳中に生ハムを美味しく食べるコツをご紹介します。
授乳中に生ハムを美味しく食べるコツ
1日2枚まで
生ハムは、たったの2枚でお味噌汁1杯分の塩分が含まれている!と言われています。
ですがその反面、タンパク質を多く含んでおり、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
中でも、亜鉛は赤ちゃんにとっても重要な栄養。
生ハムはカロリーが高いですが、その分、たくさんの栄養が含まれていますので、授乳中でも適量を食べて、効率的に栄養を摂取したいですね。
そのためには、食べ過ぎないことは大事です。
最初から小皿に取り分けておくといいかもしれませんね。
塩分が気になるときは減塩タイプを
最近は、スーパーでもたくさんの種類の生ハムを見かけますね。
減塩タイプの生ハムもありますので、塩分が気になる方は、最初から減塩タイプを選ぶと安心ですね。
さらに、ロースの生ハムなら、脂質もおさえられます。
上手に選んでみてくださいね。
ちなみにわたしの経験上、安い生ハムはしょっぱいです!
先日、お歳暮でいただいた伊藤ハムの生ハムは塩分控えめなのにしっとりしていて美味しかったです。
生ハムって、常習的に食べる物ではないと思いますので、たまにちょっと高級で美味しい生ハムを選ぶと、特別感が出ると思います!
それに、高い生ハムはバクバク食べたりせず、味わって食べますよね?
食べ過ぎ防止にもおすすめです!
生ハムを食べ過ぎた!と思ったらカリウムを
生ハムに限らず、お味噌汁やおせんべいなど、しょっぱいものばかり食べ過ぎちゃったな・・・と思う日もあると思います。
塩分を摂りすぎると、顔や足のむくみがつらくなってしまいますよね。
そんなときは、カリウムを多く含む食べ物を積極的に摂取すると、効率的に体の外へ塩分を排出することができます!
野菜だと、ほうれん草・小松菜、かぼちゃ・大根・レンコン・アボカドなどがカリウムを多く含んでいます。
また、里芋やさつまいもなどの芋類も豊富です。
果物なら、バナナ・もも・メロン・柿・キウイなどが代表的です。
カリウムは水に溶けやすいため、野菜たっぷりの味噌汁にしたり、生ハムといっしょに生野菜もいっしょにサラダにして食べるのもおすすめ。
果物も手軽ですね。
個人的は、果糖が少ないキウイがイチオシです。
さらに、主食を玄米やライ麦パンなどにすると、糖質もおさえられつつ、カリウムも摂ることができます。
とはいえ、主食に関しては好みがあると思いますので、好きじゃない方は頑張り過ぎなくても大丈夫です!
元気なときに食べる
細菌による食中毒の症状って、免疫が低下しているときにかかりやすいんです。
育児中は、寝不足やうまくいかない赤ちゃんのお世話で疲れやストレスが溜まっていることもありますよね。
体調が良くないときに生ハムなどの生食のものを口にしてしまうと、普段大丈夫な量の菌でも簡単に感染してしまうことがあるんです。
疲れが溜まっていると、風邪もひきやすいですからね。
生ハムに限らず、食中毒の可能性があるお寿司やお刺身などの生の魚、ローストビーフなどの生肉も気を付けてくださいね。
加熱レシピもおすすめ
生ハムはしっかりと火を通すと、菌は死滅する!と言われています。
「え?加熱した生ハムなんて、ホントに美味しいの?」と思っちゃいますが、生ハムは火を通すと旨味が出るんです。
しっかりと加熱できる蒸し焼きなどがおすすめ!
●生ハムと白菜と大根の旨煮
●生ハムのカリカリ
生ハムをじっくり焼くだけなのですごく手軽だけど、美味しそうですね!
オーブンがない場合は、トースターでも代用できそうですね。
細かくくだいてサラダやスープに散らすと、おしゃれですね。
おもてなし料理にもぴったり!
そもそも生ハムとは?
生ハムとは、豚肉を数週間塩漬けにしてから低温でいぶしたり乾燥させて作ったものなんです。
ちなみに、プロシュートとは、燻製せずにお肉を塩漬けしたものを指します。
どちらも似ているように感じてしまいますが、プロシュートの方が肉の風味が濃く残っており、やわらかく仕上がっているのが特徴です。
「生ハム」という名前で日本では親しまれていますが、塩漬けで熟成されたお肉なんですね。
つまり、生肉とは異なるため、古代ヨーロッパでは保存食として食べられていました。
ですが、高温多湿の日本では保存に適していないため、厚生労働省でも注意するよう呼び掛けています。
冷蔵庫に長期間保存され、加熱せずにそのまま食べられる食品は、原因となりえますので注意が必要です。
◆リステリア食中毒の主な原因食品例
・生ハムなどの食肉加工品
・未殺菌乳、ナチュラルチーズなどの乳製品(加熱をせずに製造されるもの)
・スモークサーモンなどの魚介類加工品厚生労働省「気をつけた方がよい食品」より引用
妊娠中・授乳中に関わらず、やはり加熱していない食品は気を付けたいですね。
まとめ
授乳中でも、生ハムは食べても大丈夫なんですね!
母乳を通して、菌が赤ちゃんへ移行することはありませんので、安心して楽しむことができますね。
生ハムはタンパク質やビタミン・ミネラルが豊富ですので、産後ママが必要な栄養もたくさん含まれています。
とはいえ、生ハムはやはり塩分が気になりますよね。
減塩タイプやロースを使った生ハムなどを選ぶとカロリーもおさえることができます。
また、塩分の摂りすぎが気になるときは、カリウムを多く含む野菜や芋類といっしょに食べるのもおすすめです。
体調が良くないときや、賞味期限ギリギリの生ハムがあるときは、加熱して食べてくださいね。
ぜひ、授乳中も生ハムを美味しく楽しんでくださいね。
その他、気になるお寿司やお刺身などの生魚に関しては、こちらの記事でご紹介しています。
魚に含まれる水銀は、気にしなくて大丈夫ですので、授乳中でもお寿司などを美味しく食べてくださいね!
▼関連記事▼
授乳中の寿司や刺身は水銀の影響アリ!?ネタ選びや美味しく食べるコツ
コメント