育児休業中にさまざまな理由で仕事を辞めたい!辞めざるを得ない状況になること、あると思います。
育休は長い期間ですからね。
子供の誕生だけではなく、ライフスタイルが変化することもじゅうぶんにあり得ます。
そのため、育休中に仕事を辞める方、意外といらっしゃるんです。
ですが、育児休業は仕事への復帰を前提としたお休み。
休業中、手当も支給されますので、本当に辞めてしまって大丈夫なのか?
育児休業給付金の返還義務などはあるのか?
今の職場を辞めて、他の職場を探すとき、失業手当はもらうことができるのか?
いろいろと気になりますよね。
わたし自身は、育休から明けて、復帰5か月で会社を辞めました。
わたしが体験したことを交えながら、育休中に退職希望を告げるときの注意点や、気になるお金の話を解説していきます。
育休中の退職は会社とのトラブルも起きやすいもの!
事前に制度などを知っておくと安心だね。
育休中の退職いつ言う?早めが吉
育児休業はご存じの通り、仕事に復帰する前提での休業期間ですよね。
とはいえ、長い長い休業期間。
子供が生まれ、生活もガラッと一変します。
仕事に復帰するつもりで産休・育休を取得したけど、さまざまな理由で「育休中に退職したい」と思い、決断することもあると思います。
基本的には、「辞めたい!」「辞めざるを得ない」状況になったら速やかに会社へ申し出るのがいちばんです。
会社側も、復帰を前提として人員の配属を決めていると思いますので、早めに伝えるのがいちばん余計なトラブルを招かずに済みます。
ただ、正直なところ、気になるのがお金のことですよね。
できるだけ長く育児休業を取得できれば、その分、育児休業給付金も受け取ることができます。
でも、会社を辞めるつもりなのに育児休業給付金をもらい続け、復帰せずに仕事を辞めた場合、受け取った給付金はどうなるのでしょうか?
給付金のの返還義務はあるのでしょうか?
結論は、返還義務はありません。
ただし、育児休業開始前に会社を辞める予定だった場合は、育児休業給付金の受給対象から外れます。
※厚生労働省「Q&A~育児休業給付~」参照
さらに、気を付けたいのが「不正受給」に関して。
本来であれば、支給を受けることができない立場なのに、不正な手段で支給を受けたり・受けようとした場合、処分が科せられます。
※厚生労働省「不正受給について」参照
特に注意が必要なのが、産後休業と育児休業が切り替わる期間。
産後休業は、出産翌日から8週間、取得することができます。
産前休業とは異なり、必ず取得しなければいけないお休みです。
つまり、この産後休業期間に仕事を辞めよう!辞めるつもり!と考える場合は、育児休業給付金の支給対象から外れます。
育休中に退職しても失業保険はもらえる?
育児休業中に退職した場合、失業保険の支給対象者になります!
もちろん、ハローワークでの手続きや講習会などを受け「働く意思があること」が前提ですけどね。
わたしも仕事を辞めた後に、ハローワークへ通った経験があるのですが、意外と赤ちゃん連れで通っている女性多いな!という印象を受けました。
産後も働く意思はあるけれど、今までの職場では家庭との両立が難しい…と感じた方は、思い切って転職活動をしますよね。
育休中の退職理由は正直に
育児休業中に、さまざまな理由で仕事辞めたい・辞めざるを得ない状況になる事、あると思います。
そんなとき、すんなり退職手続きができるよう、退職理由はどうしようかな…?
みんな、どんな理由で育休中の退職希望を申し出ているのだろう?と思いますよね。
おそらく、いちばん多い理由で会社も納得するのが「保育園に入ることが出来なかった」ですね。
少しずつ、待機児童の問題は解消されつつありますが、それでも、地域によっては保活激戦区も存在しますよね。
子供の預け先が確保できなれば、当然、仕事復帰も難しいですよね。
無認可の保育園やベビーシッターの利用なども選択肢としてありますが、個人的にはあまりおすすめはできません。
理由は「高いから」です。
認可保育園に比べると、無認可の保育園やベビーシッターは割高です。
わたしが以前勤めていた会社でも、どうしても認可保育園が見つからず、無認可に預けて仕事をしている方がいらっしゃいました。
話を聞いてみると、保育料は認可保育園の2倍以上…!
月の給料の半分くらいを、保育料に持っていかれる…と嘆いていました。
もちろん、今の仕事が好きでやりがいを感じており、絶対に辞めたくない!という場合は、無認可保育園などの選択肢もありです。
ですが、お金がかかるのは事実。
そのうち、「働くために預けているのか」「預かってもらうために働いているのか」わからなくなってきます。
次に退職理由として多いのが「育児に専念したいと思った」という、正直な理由。
初めての出産、初めての育児。
子育てをしてみたらわが子が愛おしくて離れがたくなった!というママ、結構いらっしゃるんです。
子供が3歳になれば幼稚園という選択肢も増えますし、そのタイミングでまた仕事を再開することだって出来ます。
仕事はいつでもできるけど、子供とべったり過ごすことができる時間は今だけ…と考え、退職を決断する方も。
夫婦で意見が一致しているのなら、これはこれでいいと思うんです。
それに、自分の意思がハッキリしているため、会社にも退職理由として伝えやすいですね。
会社にとやかく言われたとしても、自分の意思を貫き通すことができます。
他にも、育児休業中に
- 旦那さんが転勤になった
- 親の介護が必要になった
など、育児以外でのライフスタイルの変化もあります。
そして最後に、いちばん大事なのが感謝の気持ちを伝えること!
産休・育休を取得させてもらった職場に感謝し、復帰できず、さらに迷惑をかけてしまって申し訳ない…という気持ちを伝えるのも、良識ある大人の女性として大切な振る舞いだと思います。
感謝と謝罪の気持ちがあれば、退職手続きも比較的スムーズに進むものです。
まとめ
育児休業中に、さまざまな理由で退職を考えること、ありますね。
会社に退職を告げるタイミングとしては、やはり早い方が無難です!
たとえば、復帰直前に退職希望を伝えるのは、会社への迷惑がかかってしまいますよね。
また、退職理由はいろいろとあると思いますが、やっぱり正直に話すのがいちばんだと思いますよ。
ちなみにわたしは、育休から明けて、復帰5か月で退職しました。
わたしの退職理由は「小一の壁」でした。
わが家の場合は、仕事を続けるために、いろいろと試行錯誤したのですが、どれもこれも失敗に。
やむを得ず、以前勤めていた会社を辞めることに。
正直、家庭と仕事の両立はやってみないと分かりません!
子が3歳になるまでは、保育園から風邪菌をもらってきてしまい、仕事を休むことが多くなるよ!
3歳までは側にいてあげたほうがいいよ!という話も耳にすると思います。
ですが、結局は、ママ自身が後悔をしない選択をするのがいちばんだと感じました。
育休明けの仕事について、漠然とした不安を抱えている方、多いと思います。
こちらの記事では、復帰後、わたしがどれぐらい休んだか?
有給休暇を使い切っても大丈夫だったのか?などの体験談を赤裸々に綴っています。
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