チョコレートってとっても繊細ですので、湯せんで溶かすときは、温度管理は必須なんです!
だけど、お菓子の手作りなんて、バレンタインのときしかしないし、チョコレートも少量しか使う予定もないし。
それだけのために、温度計をわざわざ買うのはなぁ・・・なんて思っちゃいますよね。
たしかに、勿体ない気はしますよね。
温度計なしでもテンパリングする方法をご紹介します。
どれも手軽で失敗しづらい方法ばかりですが、絶対に成功するとも限りません!
チョコレートって繊細な食品ですので、温度管理は必須なんです・・・!
テンパリングを温度計なしでやる方法5選
温度計なしで50度のお湯を用意する
- ボウルに一定量の水を入れる
- 1.を鍋で沸騰するまで沸かす
- 1.と同じ量の水をもう一つ用意する
- 2と3の水を混ぜる
以上です!
お湯って沸騰するとだいたい100度ぐらいなんですよね。
ただ、家庭用でお湯を沸かすと蒸気や室温の関係で、だいたい98度ぐらいが限度です。
そしてそこに、同量の水道水10~15度を入れると、だいたい50度ぐらいになるんです!
また、テンパリングをする前に、チョコレートを湯せんするとどんな状態なるか?知ってると作るときに迷いがなくなりますね。
手軽な方法ですので、覚えておくと、チョコレートの湯せんだけではなく、タオルの生乾きのニオイを撃退するときやアサリの塩抜きにも使えちゃうんです!
ちなみに、50度ぐらいのお湯というのは、お風呂のお湯の40度に比べると、プラス10度という感覚ですね。
プラス10度というと、かなり熱く感じますね。
火傷しないギリギリの温度ですが、指を入れると2~3分が限度。
指が真っ赤になってしまいますので、肌が弱い方や小さい子には気を付けたい温度です。
テンパリング不要のチョコを使う
ちょっと高いですが、「コーティング用チョコレート」というものがあります。
沸騰させたお湯と水道水を混ぜて、だいたい50度ぐらいのお湯を用意して湯せんすると、ツヤのあるキレイなチョコレートが出来ます!
そもそもテンパリングって、60度のお湯で湯せんをして、そのあと一度冷水で冷まし、もう一度湯せんしてやっと出来上がり!という工程を踏むんです。
それが、たった1回の湯せんで済みますので、かなり手軽ですよね。
あんまりお菓子作りはしないし、今後もやる機会がなさそう・・・という方にとっては、ぴったりの商品だと思います。
少量の場合は電子レンジを使う
ほんの少し、カップケーキやクッキーのデコレーションにチョコレートを使いたい・・・!という場合もありますよね。
少量のチョコを溶かす程度なら、電子レンジでもOKです!
ただし、電子レンジは湯せんよりも温度が高くなりがちですので、加熱しすぎにはご注意ください。
チョコレートの水分が蒸発し過ぎてしまったり、焦げてしまうこともあります。
10~20秒単位で、少しずつ溶かすのが電子レンジを使うときのコツです。
温度調整ができるケトルを使う
沸かす温度を設定できるケトルがあるんです!
コレさえあれば、温度計がなくても大丈夫ですね。
ただ、温度計よりもだいぶお値段は高いですが・・・。
コーヒーや紅茶、お茶を淹れるときも、飲み物によって温度が違うため、よく家でお茶を飲む!こだわりがある!という方にとっては便利ですね。
ホワイトチョコは家庭用の給湯器で
実は、チョコレートの種類によって湯せんに適している温度は異なるんです。
- スイート(ダーク)…50~55度
- ミルク…45~50度
- ホワイト…40~45度
ホワイトチョコは、40~45度と他の種類のチョコと比べると低めなんですね。
これぐらいなら、ご家庭の給湯器で温度設定をすれば、用意することができますね!
こだわりがない場合は、ホワイトチョコを選択する、という方法もアリですね。
ちなみに、ホワイトチョコはほとんどカフェインを含んでいないと言われていますので、お子さんが食べる場合は安心ですね。
温度計なしでテンパリングすると固まらないことも!
温度計がなくてもテンパリングする方法をご紹介しました。
どれも簡単で、意外と失敗も少ない方法です。
温度計を用意してなかった!なんていう場合には試してみてくださいね。
ただ、チョコレートってとっても繊細なんです。
湯せんをしているときは、チョコがキレイに溶けて、一見テンパリングが成功したように見えても、冷やしたらうまく固まらなかった!なんてことも珍しくないんです。
あとから失敗したことに気づくんです・・・。
これは、高い温度で湯せんしてしまったから。
特に、ホワイトチョコは溶ける温度が低いので注意が必要です。
温度計なしでもテンパリングは可能ですが、あった方が絶対にいいです!
1,000円ぐらいで購入できます。
100均にある場合もあるようです。
パティシエなどのプロならともかく、素人が感覚でお菓子作りをするとだいたい失敗しちゃうんです。
料理とは違って、お菓子作りって「正確さ」が大事なんです。
今回の温度計の他、デジタルの量りやハンドミキサーがあると、お菓子作りの幅がグンと広がり失敗も少なくなります。
まとめ
テンパリングは温度計なしでも出来ますが、失敗する可能性も大いにあります!
特に、プレゼントで渡す場合や、ケーキのコーティングに使いたいときは、湯せんを失敗したくないですよね。
料理用の温度計を持っていると、お菓子作りだけではなく、パン作りや低温調理のときにも役立ちます。
赤ちゃんがいる場合は、ミルクの調乳や離乳食づくりにも便利です。
意外と活躍する場がありますので、一つ持っていると重宝します。
場所も取りませんしね。
それに、テンパリングってやっぱり重要な工程の一つなんです。
見た目のツヤが出るかどうか?だけではなく、くちどけの良さにも関わってくるんです。
テンパリングに失敗しちゃうと、カカオの風味が落ちて、食感もボソボソになっちゃうんです。
冷やしたときにうまく固まらない!なんてこともあり得ます。
チョコが溶けてしまったら、ラッピングも台無しになっちゃいますね。
ぜひ、丁寧にテンパリングしてくださいね!
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