チョコを湯せんしてもうまく溶けず、チョコから油がでて固くなってしまったり、ボソボソのダマになってしまったり・・・失敗しちゃうことがあるんですよね。
原因は、大きく分けて3つあるんです。
- 水が入ってしまった
- 湯せんの温度が高すぎた
- ヘラでグルグルかき混ぜた
どれか一つでも当てはまる場合、滑らかでツヤのある仕上がりにはなりません。
しかも悲しいことに、湯せんに失敗すると、見た目だけじゃなく味も悪くなってしまいます。
チョコ湯せんで固まってしまったとき、元に戻す方法もご紹介していますが、必ず復活するとは限りません。
戻らなかった場合は、再度、新しいチョコで湯せんし直すのがいちばんです。
失敗しちゃったチョコは、捨てずに美味しく再利用してくださいね。
チョコを湯煎しても溶けない!むしろ固まるのはナゼ?
水が入ってしまった
チョコを湯煎しても上手く溶けない理由は、水が入ってしまったことが考えられます。
チョコレートにほんの数滴の水が入ってしまうだけで、チョコは驚くほど固まってしまい、湯せんにかけても全く溶けなくなってしまうんです!
これは、チョコレートの糖分と水が結びついて水あめのようになってしまい、油脂と分離してしまうからなんです。
水がはねて入ってしまった!と気づいたときに、乾いたスプーンで水と水が付いたチョコレートの部分を取り除けば大丈夫です。
ですが、気づかないことがほとんどだと思います。
湯煎で使っているお湯だけではなく、ボールやヘラなどにも水気が残っていると、チョコは溶けなくなってしまいます。
また、意外と盲点なのが、湯せんのお湯から出る水蒸気。
チョコが水蒸気を浴びてしまうと、溶けなくなってしまうんです。
このように、水が入ったことに気づかないことがほとんどだと思います。
さらに残念なことに、水が入ってしまったチョコを復活させるのは、ほぼほぼムリなんです。
湯煎を失敗してしまったチョコは、温めた牛乳に溶かして、ホットチョコレートにして飲んじゃうのがいちばんです。
湯煎する温度が高すぎた
湯煎する温度が高すぎると、チョコレートからブワーっと油脂が溶けだしてしまい、チョコレートと油が分離してボソボソした感じになっちゃうんです。
ちなみに、チョコレートの種類によって湯せんするときの適温は異なります。
- スイート(ダーク)…50~55度
- ミルク…45~50度
- ホワイト…40~45度
これよりも温度が高いと上手くチョコが溶けませんので、料理用の温度計は絶対に必要です!
あまりお菓子作りをしない場合、温度計がない場合もあると思いますが、一つ持っていると意外と便利です。
また、パティシエならともかく、一般家庭でお菓子作りをするときは、感覚で湯せんの温度を見極めるなんて絶対にムリです。
1,000円ぐらいで購入できますので、失敗しないためにも、絶対に用意しておきたい調理器具の一つです。
他にも、「デジタルの量り」や「ハンドミキサー」もお菓子作りには必須のキッチンツールです。
なお、ボソボソになってしまったチョコレートは、再度湯せんすると戻ります!
50度くらいで湯せんして、一度湯せんから外して冷まします。
再度、湯せんにかけてまた冷ます・・・というのを何度か繰り返していると復活することがありますので、根気よく試してみてくださいね!
チョコを湯煎しても全く溶けない!?
チョコを湯煎にかけても上手く溶けない!
水も入ってないはずだし、温度もバッチリなのに・・・という場合、混ぜすぎが原因かもしれません。
チョコレートをキレイに溶かす一番のコツは「混ぜすぎないこと!」です。
そのためにも、刻んだチョコレートをボールに入れて湯せんにかけたら、チョコが少し溶けだすまで待ってください。
このとき、ボールに乾いた布巾をかぶせておくと、チョコの水分が蒸発しにくいので、失敗しづらくなります。
少しチョコが溶け始めてきたら、ゴムベラで上下をひっくり返すように、優しく混ぜてくださいね。
時間がないときや急いでいるときは、グルグルと混ぜて溶かしたくなっちゃいますが、チョコレートって繊細なんです。
- 温度管理
- 水が入らないようにする
- 優しく混ぜる
この3つはチョコレートを扱うときには必須ポイントです。
まとめ
チョコレートって、繊細な食べ物なんですね。
そのため、チョコレートを扱うときは、温度管理は必須です。
温度計を用意するのはもちろん、室温に気を付けたり、温かい部屋から急に寒い部屋へ移動させるようなことも避けてくださいね。
ちょっとお水が入ってしまったり、湯せんの温度が高すぎたり、ヘラでグルグルとかき混ぜたりしてしまうと、キレイに湯せんできないんです。
湯せんに失敗すると、見た目もツヤがなくなり、滑らかな仕上がりにならないんですよね。
しかも、味も美味しくなくなってしまったり、冷蔵庫で冷やしたときにうまくかたまらなかったり・・・と、いいことは一つもありません!
特に、コーティングで使うチョコレートはツヤがあったほうがキレイで美味しそうに仕上がりますよね。
ぜひ、湯せんのコツを抑えながら、慌てず丁寧にお菓子作りを楽しんでみてくださいね。
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