子供が七五三の年齢になると、「写真はどこで撮ろうかな?」「どこの神社にお参りしようかな?」など、意外と決めなきゃいけないことがたくさんあってソワソワしちゃいますよね。
ですが、「神社ではどんなことをするの?」「七五三の前撮り?後撮りって何?」「参拝はいつ行けばいいの?」などなど、知らないこともたくさん。
わが家も、はじめての七五三は何をすればいいのかわからず、とりあえず義両親にいろいろ相談して教えてもらいました!
いちばん忘れちゃいけないのが、七五三は「子供が主役」ということ。
ついつい、写真撮影に力が入り過ぎたり、肝心のお参りを忘れてしまったり・・・ということがないよう、しっかり準備したいものです。
子供の記憶にも残る、ステキなお祝いをしてあげたいですね。
わが家の体験談も交えながら、七五三について詳しくご紹介します!
七五三は何する?
11月15日に神社やお寺へ参拝
七五三の日といえば、11月15日。
この日に神社やお寺へ参拝へ行くのが習わしですが、最近では10~11月の土日祝日に参拝する家庭が増えています。
パパやママのお仕事の都合、さらに7歳のお祝いだと小学生の場合もありますので、学校のスケジュールも考えなければいけませんね。
家族で都合がいい日にお参りに出かければOK。
また、有名な神社仏閣へ行くのか?近所の神社仏閣へ行くのか?は家庭によってさまざま。
基本は、氏神様、つまりは土地の神様に子供が成長したことを感謝し、これからも見守って欲しい、と参拝します。
有名な神社仏閣は混雑することもありますので、小さい子供の体力を考慮すると、氏神様の方がゆっくり参拝できていいかもしれません。
ですが、小さな神社仏閣だと、神職の方が常にいらっしゃらない場合も。
祈祷をしてもらうために大きな神社仏閣へ行く方と、逆にゆったり参拝できる近所の神社仏閣を選ぶ方、とさまざま。
家族でよく話し合って決めてみてくださいね。
ちなみにわが家は、近所の氏神様へ参拝しました。
祈祷もしていただきましたが、わたしたち家族だけだったため、まわりを気にせず祈祷に集中できたのもよかったです。
境内での写真も、思う存分撮影できました!
家族で食事
神社やお寺での参拝を終えたら、そのまま家族で食事する、という流れが一般的のようです。
祖父母を招いて自宅でアットホームな雰囲気でお祝いしたり、レストランやホテルで盛大にお祝いしたりと食事会の形もさまざま。
特に食事メニューに決まりはないため、子供が好きな食べ物を用意してあげるといいと思います。
ケータリングを活用しちゃえば、食事の支度もグッとラクになりますね。
自宅の方が、子供も普段通りの服装で、リラックスして食事できますしね。
レストランやホテルの場合、七五三メニューが用意されている場合も。
他にも、テーマパークや遊園地など、子供が好きな場所に遊びに連れていき、盛大にお祝いする家庭もあるようです。
七五三のお祝いの食事を自宅で開催する場合は、豪華にしたいけど、子供の好きな物を入れつつ、そして両親や義両親の口に合う物を・・・と考えると意外と大変ですね。
午前中に参拝をして、お昼に食事会を・・・となると、準備する時間も限られちゃいますし。
でも、前日に用意したり、レトルト食品を使って上手にアレンジしたり、テイクアウトやお惣菜をプラスすることで、簡単だけど豪華に見せるテクニックがあります!
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外食する場合は、子供の着替えはどうする?
誰が食事代を支払うの・・・?など、外食ならではの気になることもありますね。
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個人的には、自宅で食事会をしちゃえば費用も安く済みますし、何より子供がリラックスして過ごせるのでいいと思います。
ただ、家庭の事情によっては、マンションだから大人数が集まるとキツイ。
参拝や写真撮影をメインにしたいから、できれば食事会はナシにしたい・・・など、思惑もありますよね。
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フォトスタジオで写真撮影
子供の可愛い姿を残しておくために、七五三の節目にフォトスタジオでの写真を!と考えている方、多いですよね。
わたしのまわりも、七五三の年齢に近づいてくると、保育園のママ友や会社のワーママたちがザワつきます。(笑)
「おしゃれな写真にしたい」「家族写真も撮りたい」「料金は安くおさえたい・・・」などなど、思惑もさまざまですよね~。
七五三の「前撮り」または「後撮り」という言葉もある通り、フォトスタジオでの写真撮影は、神社やお寺での参拝では別の日でもOK!
むしろ、子供の体力や機嫌を考えると、別の日にした方が無難ですね。
ちなみにわが家は、「後撮り」をしましたよ~。
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七五三前撮りのメリット
前撮りの時期は4~9月。
中でも、4~6月ぐらいは涼しいですし、子供が夏の日焼けをしちゃう前に写真を撮ることができます。
大手のフォトスタジオだと、七五三前撮りキャンペーンで割安で撮影できる場合も。
七五三後撮りのメリット
12~3月ごろになると、七五三の後撮りのシーズンに入ります。
日焼けをした子でも、この時期になると戻りますので、大丈夫です。
あと、個人的には後撮りの方が予約が取りやすいように感じます。
実際、今まで上の子の3歳と7歳の七五三の写真撮影は、後撮りの時期にしました!
前撮りと変わらず、割引キャンペーンをしている場合もありますので、あまり料金の差はないように感じます。
むしろ、「七五三の写真撮影は年中受付している」という印象。
実際、フォトスタジオの方もそんなことをおっしゃってました。
それに、わが家の場合、特に7歳の七五三を遅くした理由があります。
それが、「前歯の生え変わり時期だった!」ということ。
7歳というと、ちょうど歯が抜ける時期なんですよね~。
着物で歯を出さずに笑う写真だけじゃなく、ドレスなどの洋装でカジュアルに可愛い写真も撮りますので、やっぱり歯があった方がいいな・・・と。
もちろん、歯が抜けてる姿も今だけ!と思うと愛しいですが、女の子にとって歯抜けの写真がずっと残るのはかわいそうですね。
そもそも七五三とは?何歳でやる?
七五三の由来
江戸時代「生類憐みの令」で知られる徳川綱吉が、長男の成長を盛大にお祝いしたのが始まり。
とも言われていますし、
呉服屋が子供用の晴れ着の売上アップをはかって始めたこと。
とも言われているんです。
3歳→髪を伸ばし始める「髪置の義(かみおきのぎ)」
丈夫な髪の毛が生えてきますように、との願いを込めて。
5歳→はじめて袴を着る「袴着の儀(はかまぎのぎ)」
袴を着ることで、男の子は社会の一員として認められるように。
7歳→帯を使って着物を着始める「帯解の義(おびときのぎ)」
今まではヒモを使って着ていた着物を、女の子は大人と同じように帯を使って着つけができるように。
七五三は何歳でやる?数え年と満年齢とは?
ほとんどの地域では、七五三をお祝いする年齢と性別は決められていますよね。
3歳→男の子と女の子両方(もしくは女の子のみ)
5歳→男の子
7歳→女の子
昔は、数え年が一般的だったため、数え年で七五三をお祝いする風習が残っているんですね。
日本では「新年になると一つ年をとる」という考え方が一般的でした。
ですが、最近では「満年齢」でのお祝いが一般的。
「今年の誕生日で〇歳になる」ですね。
3歳→保育園の2歳児クラス(幼稚園に入る前の年)
5歳→年中クラス
7歳→小学校1年生
この方が、わかりやすいですね。
それに、数え年よりも満年齢の方が子供が成長しているため、お参りや写真撮影をやり切る体力がありますね。
特に、3歳の七五三、2歳と3歳では子供の顔つきは全く異なります!
2歳だと、赤ちゃんっぽさというか、あどけなさが残るんですよね。
それも可愛いんですけどね♪
あとは、地域や家庭によっても数え年で祝うか満年齢で祝うかはさまざま。
事前の確認が必要です。
ところで、早生まれの子はどうするの?と思いますよね。
基本的には、同じ学年の子とあわせてお祝いしてしまうのが一般的ですが、特に決まりはありませんので、お子さんの成長にあわせて決めてしまってOKです。
ただし、7歳の七五三に関しては、もう小学生になっています。
「まわりのお友達は可愛い着物を着た!って言ってるのに、わたしは・・・?」となってしまう場合もありますので、配慮が必要です。
小学生にもなると、立派なレディですからね~!
兄弟姉妹いっしょにお祝いしたい!という場合もあると思います。
たとえば、下の子は満年齢だけど上の子は数え年、という場合ですね。
これも、そこまで厳密に気にしなくてOK!
きょうだいいっしょにお祝いした方が、何かと都合いいですもんね。
一方が、「主役じゃない・・・」と拗ねちゃったり、2年連続で参拝やフォトスタジオの予約をする労力を考えると・・・できれば、一気に済ませたいのが親の本音ですね。
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七五三神社やお寺での参拝はどんなことをする?
そもそも神社とお寺、どっちで参拝する?
七五三のお参りは近所の氏神様へ行くのが基本。
そのため、神社でもお寺でも、実はどちらに参拝してもOKなんです!
一つだけ気を付けたいのが、神社とお寺では参拝の仕方が違う、という点。
神社では「二礼、二拍手、一礼」と手をパンパンと叩いて音を出すのに対し、お寺では音を出さずに手を合わせて祈ります。
拍手する、しないで覚えておけばOKです。
六曜も気にするべき?
七五三の参拝をするとき、「大安」や「仏滅」って気にした方がいいんでしょうか?
結論は、気にしなくてOKです!
というのも、六曜とは中国から渡った思想。
七五三は神道の行事ですので、六曜は関係ないんです。
ですが、六曜の考えは、日本の冠婚葬祭に大きく影響を与えていますよね。
そのため、気にするご家庭もいらっしゃるため、たとえば、土日祝日に有名な神社へお参りに行こう!と決めている場合、大安と重なると混雑することも予想されます。
なるべく混雑を避けたい・・・と考えるなら、気にした方がいいかもしれませんね。
祈祷はする?お参りだけでもいい?
七五三のお参りは、祈祷を受けなくてもOKです。
近所の氏神様に元気に成長した子供の姿を見せ、これからも見守って欲しい・・・と挨拶するのが大事ですので、参拝するだけでもじゅうぶんなんです。
それに、近所の小さな神社では神主が常駐していないため、祈祷をしていない、という場合もありますよね。
祈祷を受けるために、わざわざ遠方の神社仏閣へ足を運ぶ必要はありませんので、家庭や地域の事情にあわせて決めてしまって大丈夫です。
祈祷の謝礼を準備
祈祷を受ける場合、謝礼の準備はお忘れなく!
金額は、5,000~1万円ほどが相場。
ご祝儀袋に表書きは「御初穂料」または「御玉串料」と子供の名前を書きます。
紅白の蝶結びを選べばOK。
有名な神社仏閣だと、ホームページに謝礼金が掲載されている場合も。
また、祈祷の予約ができる場合もありますので、気になる場合は事前に調べてみて。
写真撮影は子供の機嫌がいいうちに
神社やお寺での写真も、忘れずに撮影しておきたいですね!
場合によっては、紅葉といっしょに撮れる場合もありますし。
ただ、3歳はいつ機嫌が悪くなるかわからない・・・!
早めに参拝と、機嫌がいいうちに写真撮影は済ませちゃってくださいね!
神社によっては、フォトスポットが用意されている場合も。
うちの近所の神社も、真っ赤な椅子と傘が用意されていて、ステキな写真を撮ることができましたよ。
お清めも忘れずに
神社やお寺に到着したら、お清めも忘れずに行ってくださいね。
おみくじや絵馬に願い事を書くのもアリ
せっかく神社にお参りに行ったのなら、おみくじや絵馬に挑戦するのもいいですね。
7歳なら、自分で字が書けるので、自分で絵馬に願い事を書くのはいい思い出になりますね!
千歳飴は事前に用意するべき?
七五三に千歳飴は欠かせない縁起物ですよね!
ですが、神社やお寺へお参りへ行く前に用意しておいたほうがいいんでしょうか?
神社で祈祷を受けると千歳飴をいただけたり、神社で販売している場合もありますので、事前に用意しなくてもOKです!
ただし、どうしても不二家ミルキーの千歳飴がいい!
親戚や近所へ縁起物として配る習慣があるため、事前に用意する必要がある、などの理由がある場合は事前の準備は必須ですね。
ただ、千歳飴って食べにくいので、切ったり割ったりしてもいいのか?
上手な切り方のコツはないのか?など、気になりますね。
キッチンばさみと包丁の背を使うと、比較的簡単に切ることができますよ。
さらに、余ってしまった千歳飴は料理に入れてリメイクすることもできるんです!
縁起物ですので、最後まで残さず美味しくいただきたいですね。
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子供の七五三で親は何を着る?
七五三の参拝をするとき、親はどんな格好をすればいいのか、悩みますよね。
調べてみると、セミフォーマル、入学式のような恰好が望ましい、と書いているサイトがたくさんあります。
ですが、近所の神社へ参拝へ行くなら、そこまできちんとした服じゃなくてもOKだと思います。
10~11月ぐらいになると、涼しくなるためジャケットやトレンチコートなどを羽織りますよね。
これだけでも、意外とカッチリと見えます。
ジャケットに、ママはワンピースやキレイ目パンツ、パパはスラックスを合わせればOK!
ビジネスカジュアルのような服ですね。
七五三の主役はやっぱり子供!
親は控え目の色でコーディネイトを統一すると、子供が引き立ちます!
それに、子供を連れて出かけるのって大変ですよね。
パパやママは動きやすさも考慮したいですね。
フォトスタジオの写真撮影に関しては、「どんな写真を撮りたいか?」によって服装は変わってきますね。
きっちりとした家族写真を撮りたいなら、パパやママはスーツやワンピースなど、セミフォーマルになりますよね。
子供といっしょに和装したい!という場合もありますよね。
ちなみにわが家は、カジュアルな感じで家族写真を撮りたかったので、ラフな格好で行きましたよ~。
パパは柄が入っているワイシャツに明るい色のネクタイ。
わたしは、ブラウス&スカート。
フォトスタジオの方にアドバイスをいただいたのですが、家族で洋服の色を統一すると、キレイに映ります!と言われました。
わが家は、ネイビー系で統一しました。
わが家は来年、下の子が七五三です♪
上の子も、ちょうどハーフ成人式なので、またフォトスタジオを予約しようと思っています♪
七五三お祝いのお返しは必要?
両親や義両親に、七五三のお祝いをもらうこと、ありますよね。
お返しはどうしよう?と思っちゃいますが、基本的には内祝いはしなくても大丈夫です!
食事会を開いて招待しているならなおさらです。
ただ、両親は遠方でなかなか会えない。
食事会に招待してないし、かなり費用面で負担してもらった・・・と思うなら、お返しした方がいいです!
もちろん、高価なものじゃなくてもOK。
いちばん嬉しいのは、子供の晴れ着姿の写真ですね。
あとは、縁起物の千歳飴やお赤飯などをいっしょに贈ればOKです。
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まとめ
七五三の参拝、家族での食事、そしてフォトスタジオでの写真撮影についてご紹介しました。
全部を完ぺきにこなそうと思うと、かなり時間もお金もかかっちゃいますね。
子供もかなり疲れちゃうと思います。
七五三の主役は子供。
子供にあわせながら、七五三のイベントを取捨選択するのはアリだと思います。
ホテルやレストランで豪華な食事は難しいけど、家で子供といっしょに大好きなお菓子を作る、というアットホームな楽しみ方もいいと思います!
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地域の風習や、両親・義両親の意見を大事にするのもいいと思いますが、まずはパパとママが子供のためにどんな七五三のお祝いにしてあげたいのか?
主体的に考えるのがいちばんだと思います。
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