保育園から小学校へ、どんな子供だったか?などが記録された内申書のようなものが送付されている!と聞くと、正直どんなものなのか?気になりますよね。
わが家は子供の小学校入学に合わせて引っ越しをしたため「就学予定先の小学校はどこですか?」と担任の保育士さんに確認されたことがあります。
保育園から小学校へ引き継ぎがあるから…という理由があったんです。
わたしもこのタイミングで初めて、申し送り書の存在を知りました。
いったいどんなことが書かれているのか?
そして、どんなことに活用されているのか?
わたしも気になって調べてみました!
結果、意外なことに申し送り書の様式は一般的に公開されているものでした。
そして、書面通りに受け取る小学校の先生は少なく”参考”程度にするものだったんです。
たしかに、わが家にも小学生の子供がいますが、小学生になると一気に成長しますし、保育園児と小学生では求められる能力も異なります。
自分の子供のことが、どんな風に書かれているか気にはなるけど、小学校の先生はサラッとしか目を通さないらしいよ。
保育園から小学校への申し送り書って何?
何を書かれるの?
保育園から小学校へ、子供の様子などを記録した内申書のようなものが送付されていること、ご存じでしたか?
実は、「保育所児童保育要録」と検索するとすぐに様式が出てきます!
一般的に公開されているものなんです。
※厚生労働省「保育所児童保育要録」参照
内容としては、子供と親の住所氏名などの内容から
- 健康
- 人間関係
- 環境
- 言葉
- 表現
などなど、かなりしっかりとした内容を記録できるようになっています。
何に使われる?
「保育所児童保育要録」を受け取った学校側はどのように活用しているのか?気になりますよね。
(ちなみに、幼稚園なら「幼稚園幼児指導要録」、こども園なら「幼保連携型認定こども園園児指導要録」というのが書類の正式名称です。)
主に、クラス編成に使われることが多いようです!
たとえば、活発の子が何人もいるクラスだと、クラス全体が騒がしい雰囲気になっちゃいますよね。
逆に、おとなしい子ばかりだと発表や発言が少なく、これはこれで意見が出なくて授業が進まないですね。
他にも、身長や体重なども参考に、なるべくバランス良くクラス編成をするための材料にしているようなんです。
あとは担任の先生も目を通すことが多いようです。
小学校入学前にクラス分けの要望はできる?
保育園から小学校への申し送り書類は、主に年長クラスの担任の保育士が書くもの。
基本的には親は口出しは出来ないのですが、クラス編成に大きく関わるなら、要望を出したいこともあると思います。
たとえば、ずっと同じ保育園で過ごしてきたけど、特定の子と合わなくてしょっちゅう喧嘩ばかりしていた…など、子供同士のトラブルが絶えなかった場合ですね。
せっかく小学校という新しい環境になるのに、また問題の子と同じクラスになってしまったら…と思うと気が重くなっちゃいますよね。
小学校の滑り出しは大事な時期でもありますし。
もちろん、意地悪や乱暴など、特定の子とばかりトラブルが絶えなかった場合は保育士も把握しているため、小学校へ申し送りしてくれる可能性は大きいです。
ただ、この時期の子供の人間関係は変化が激しいので「特定の子とうちの子ばかり」よりも「特定の子がトラブルメーカー」というパターンが多いように思います。
いつも問題の中心になるような子は、わが子だけではなく、他の子とも同様にトラブルの被害にあってる可能性があるんですね。
そうすると、同じ小学校へ就学する子が多いような保育園だと「あの子と同じクラスになりたくない」という要望が次々に出てくることになっちゃいますね。
そうすると当然、うちの子だけ特別にクラスを分けてもらう!というのが難しくなります。
まずは一度、「相談」という形で担任の保育士に話をするくらいならOKですが、強い形で要望を出してしまうとモンペととらわれかねません。
またなぜか、こういった話って筒抜けになることが多く、幸いにも要望が通りクラスが離れた場合「あの子だけズルい」と思われ、小学校生活に支障をきたす可能性も…!
こわいですね…。
ただ、トラブルメーカーの子との関係は、あまり心配し過ぎなくて大丈夫、と経験上思います。
うちにも小学校高学年の子供がいますが、本当に小学校での交友関係の変化は目まぐるしいです。
さらに、小学校に行くと必ずと言っていいほど、クラスに一人か二人の問題児はいるものなんです。
実はわたし自身も、娘と同じクラスのトラブルメーカーの子と遭遇したことがあるんですけどね。
個人面談で学校に行ったら、その子だけ教室に居残りしているんです。
他の生徒たちは「個人面談があるから早く帰らなきゃ」というのが分かっているので、みんなサッサと下校しているのに。
しかも、親と先生が話をしているのに、話しかけたりちょっかい出したりと邪魔をしてくるんです…!
ホント、先生が大変そうで…。
だけど交友関係が変化する時期だからこそ、子供だって本当にムリ…という子とは付き合いません。
わが家も、近所に同学年の子が住んでいますが、学年が上がるにつれて二人の性格が合わなくなってきたようで、だんだんと一緒に下校したり放課後に遊ぶことが無くなっていきました。
特別問題がある子ではありませんが、近所だから仲良くしなきゃいけない!なんてことは全然ないんです。
子供には子供の世界があります。
小学生になると、ますます学校での様子が見えにくくなって不安に思うかもしれませんが、過干渉は良くありません。
友達との問題やトラブルは、子供自身が自分で悩んで解決していかなければいけないんです。
ただし、いじめについては別問題ですけどね。
保育園から小学校への引き継ぎ気にし過ぎないで!
保育園から小学校への申し送り書、どんなことが書かれているのか?
悪いことばっかり、ストレートに書き記されていたら、先生の印象も悪くなってしまい学校生活につまづいてしまうのでは!?なんてマイナスイメージばかり膨らむこともあるかもしれません。
だけど大丈夫。
申し送り書の内容は、学校の先生方は”参考”程度にしかしないんです。
だって、あくまで申し送り書は保育士の主観ですからね。
やんちゃで元気なこを「活発」と書く保育士もいれば、「乱暴」と書いちゃう保育士もいらっしゃるんです。
言葉通りの意味合いでそのまま受け取る教師は少なく、やはり最終的には「自分の目で」判断してくれる先生がほとんど。
それに、保育園と小学校では子供の成長も目まぐるしいです。
さらに、小学生になると勉強が第一!になりますので、「小学生に求められる能力」は違ったものになってきます。
就学前健診で面談もある
おそらく、ほとんどの小学校で就学前の健診のときに、実際に学校の先生と対面で面談する機会があります。
うちもありましたが、質問内容はすごく簡単で、
- 子供の名前
- 保育園のときに楽しかったこと
など、普段のおしゃべりのような内容の面談でした。
時間もほんの5分ほどと、短い時間ですが、このとき初めて教師と新一年生が対面する大事な瞬間でもあります。
(※ただし、面談した先生が担任になるわけではありません。振り返ると、校長先生・副校長先生が面談を担当していました。)
これで全てが決まるワケではありませんが、「人の第一印象は3秒で決まる」と言われていますね。
活発な子か?内気な子か?おっとりマイペースな子なのか?ぐらいの印象は十分に把握できます。
就学前の面談も、クラス分けの参考になるんでしょうね。
まとめ
保育園から内申書のようなものが就学予定の小学校に送られる…!なんて聞くと「どんなことが書かれているんだろう?」「何に使われているの?」と思いますよね。
「今の担任の保育士と合わない部分もあって、何て書かれているか心配」なんてこともあるかもしれません。
けど、基本的には小学校の先生は”参考”程度にしかせず、申し送り書の内容を鵜呑みにすることはほとんどありません!
うちも小学生の子供がいますが、いつも先生たちは生徒一人一人と向き合って、親が気づかないようないいところや成長に気づいてくださいます!
先生自身の目で、しっかり子供を見てくれる教師がほとんどですので、申し送り書の内容は、気にし過ぎなくて大丈夫。
しかも、小学生になると心も体も一気に成長します!
保育園のころとは見違えるようになる子がたくさん!
小学校ってどんなところ?と、親も心配でたまらないと思いますが、いつかはみんな慣れるので大丈夫です。
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