「育児と家庭の両立が大変で、仕事を辞めたい」「復職してから仕事にやりがいを感じない」など、ワーママが仕事で抱える悩みは尽きませんよね。
「いっそのこと、転職したい!」
「でも、仕事を辞めたら保育園もすぐに退園になってしまうのでは!?」と不安になりますよね。
わたしも、下の子が保育園に在園中に一度仕事を辞め、フリーランスへ転身しましたが、保育園を退園せず、継続することができました。
自治体によっても異なりますが、退職してから1~3か月以内に次の仕事が決まれば、保育園をそのまま継続できる場合がほとんどです。
それに、意外と知られていませんが、雇用形態まで指定されてはいないんです。
正社員でも派遣でも契約でも、フリーランスでもパートでも、実はOKなんです。
ママが医者でも、スーパーのレジ打ちでも、
職種は関係ない!
1か月の勤務日数と勤務時間が重視される場合がほとんどです。
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仕事を辞めたら保育園も即退園!?
親が仕事を辞めてしまっても、保育園をすぐに退園になることはありません!
仕事を辞めた場合、「就労中」から「求職中」へステータスが切り替わります。
自治体によって異なりますが、求職の期間は1~3か月のところがほとんど。
猶予期間があるんですね。
求職中に次の仕事を決めることができれば、保育園を退園することなく、継続して通うことができるんです!
たまに、「仕事を辞めたことを保育園に言いたくない」「求職期間に次の仕事が見つかるか不安だから、隠しておきたい」と思う方もいらっしゃいます。
たしかに、退職や転職に関しては、自治体の保育課や保育園へ自己申告しないとすぐにはわからないものです。
ですが不思議と、結構バレるものなんです。
- 保育園から緊急の用事で携帯へ電話したけどつながらなかった。次に、職場へかけたら「退職しましたよ」と言われ、仕事を辞めたことがバレた。
- 年に一度の「保育園継続」の手続きで勤務証明書を準備することができず、仕事を辞めていたことが発覚した。
- 以前よりも保育園の利用時間が短い
- ママがラフな格好で送迎している・・・
などなど。
退職がバレたら、確実に信頼が崩れ去りますよね~。
たとえ、仕事が無事に決まって継続することになっても、通いづらくなります。
わたしは退職するかどうか本決まりしていないタイミングでも、すぐに役所の保育課へ電話で問い合わせをしましたよ。
いろいろと疑問に思っていたことにも丁寧に返答していただき、モヤモヤが解消されてスッキリしました!
おかげで(?)、退職に踏み切ることができました。
そのとき、保育課の担当の方に
「事前に問い合わせてもらう方が、こちらも助かる。たまに、実は退職してました!という方もいらっしゃって、手続きがすごく大変になることもあります。」と。
退職を隠して保育園に通い続けるなんて、リスクが高過ぎなんです。
さらに、もう一つ注意して欲しいことがあります。
それが、「保育園内定後~入園前」の間に転職してしまうこと。
復職して、保育園と仕事を両立させながらの転職活動は、正直大変ですよね。
そのため、育児休暇中の時間を上手く活用して、復職せずに転職しよう!と考えることもありますね。
ですが、自治体によっては「元に職場に復帰すること」が条件になっている場合もあります。
そのため、転職のタイミングによっては、内定が取消となってしまうケースもありますので、じゅうぶんにご注意ください!
▼関連記事▼
保育園の入園決定後に転職は大丈夫?内定取消や退園のリスクは?
仕事を辞めたい!と思ったときに確認すべきこと
猶予期間はどれぐらい?
仕事を退職したあと、何か月以内に次の仕事を決めなければいけないのか?をまずは確認してくださいね。
自治体にもよりますが、たいていはホームページに記載されています。
わたしの自治体の公式サイトをチェックしたところ、「在園中に転職・退職した場合」という項目があり、猶予期間と提出しなければいけない書類がいっしょに掲載されていました。
ちなみに、猶予期間によって「失業手当がもらえるかどうか?」も大きく関わってくるところです。
「すぐに仕事を見つけるつもりだから関係ない」「パートだったからもらえない」と思う方もいらっしゃいますが、実は、もらえちゃいます。
いろいろと細かい条件があり、ハローワークで手続きは必要ですが、やっぱり「もらえるものはもらいたい!」ですよね?
早めに就職できれば、「再就職手当」というお祝い金がもらえます。
パートの場合でも、雇用保険に加入している場合は、失業手当の対象になります!
詳しくは、ハローワークで確認するのがいちばんですが、頭の片隅にいれておくことをおすすめします。
再就職を証明するために必要な書類は?
求職期間中に、無事に再就職先が決まった場合、「勤務証明書」が必要になる場合がほとんどです。
他にも、シフト勤務の場合はシフト表が必要だったり、個人事業主として起業する場合は開業届のコピーなどが必要です。
また、書類を提出する期限や方法も要注意です!
自治体によっては、「猶予期間の二週間前までに出してください!」という場合も。
新しい職場に勤務証明書を用意してもらう期間も考えると、実際に転職活動ができる期間は限られてきますね。
期限から逆算して、計画的に行動する必要がありますね。
書類の用意がギリギリになる場合は、郵送ではなく、直接持ち込みもOKの場合も。
ちなみにわたしは、区役所に書類を持参しました!
期限に1週間ほどの猶予はあったのですが、足りない書類や記入漏れがあったら・・・と思うと心配だったので、必要そうなものはすべて用意して行きました。
はじめての経験だったため、かなり心配したんですが、わたしの場合、事前に保育課の方と何度かやりとりをしていたおかげで、手続きは10分ほどで完了しました!
やっぱり、事前に話を通しておくのって大事ですね~。
保育園継続の就労要件とは?
今までは会社員で勤務時間も通勤時間も長く、しんどかったから、近所で短時間勤務できる職場を探そう!と思っている方もいらっしゃいますね。
ですが、あまりにも月間での勤務日数が少なすぎたり、1日の勤務時間が4時間未満の場合などは、就労要件に当てはまらない場合もあるため、要注意です!
わたしの自治体では、「保育の利用基準表」というのが公開されています。
特に、次の仕事をパートなどで探している場合、勤務日数と時間には気を付けて、お仕事探しをしてくださいね。
ですが逆にいうと、雇用形態に縛られず仕事探しができるため、選択肢は増えますね。
正社員での採用は厳しくても、
他の雇用形態ならOK!っていう場合もあるよね。
ここまでは、「仕事を辞めよう!」と決心しているママがすべきことをご紹介しました。
ですが、まだ仕事を辞める勇気はない。
とはいえ、仕事と家庭の両立が想像以上にしんどく、なんとかして現状を打破したい!という段階の方もいらっしゃいますね。
仕事と家庭に向き合うために、やるべきことがあります。
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保育園へ仕事を辞めたことを伝えるタイミングとは?
保育園へは、具体的な退職の日付などが決定してから伝えればOKです。
「実は、退職を考えていて~」「仕事と育児の両立がつらくて・・・」など、ついつい保育園の先生に言ってしまいそうですが、ここまで話さなくて大丈夫です。
というのも、いくら保育園の園長先生でも入園や退園の決定権はありません。
決めるのは、あくまで役所なんです。
そのため、退職や転職に関する不明点があれば、まずは役所へ直接問い合わせるのが確実です。
ただ、「退職したので明日から求職期間です」では、あまりにも突拍子がないので、遅くても1週間ぐらい前には話すなり、連絡帳でお知らせするなどが必要ですね。
保育園によっては、「求職期間中は9~16時の短時間での登園にしてください」と言われることもあります。
ですがもちろん、ハローワークへ行く日や面接がある日は預かってもらえますので、うまく調整しながら転職活動をしていくことになります。
パパが転職したときも要注意!
ママの仕事ばかりフォーカスしがちですが、パパが退職・転職したときも保育園と役所への報告と書類の提出は必須です!
もちろん、退職して求職中になった場合、保育園を退園するまでの猶予期間や再就職した場合の必要な種類なども同じです。
他にも、「会社の名前が変わった」「オフィスが移転して住所と電話番号が変わった」などの連絡も必要です。
緊急時の連絡先をパパの会社や携帯を登録している家庭も多いと思います。
保育園に預けながらの転職活動は大変?
保育園に子供を預けながらの転職活動、当然、子供が生まれる前とは違い大変な一面もありますよね。
まずは、保育園のお迎えに間に合う面接日程を調整する必要がありますね。
他にも、転職先をリサーチするときに、
- 勤務時間はどれぐらい?時短勤務アリ?
- 通勤にかかる時間は?保育園の送迎に間に合う?
- 休みの頻度は?土日祝日の勤務あり?
- 子供が風邪のとき休みやすい?
などなど。
今まで以上にゆずれない条件が増えるため、転職先は限定されちゃいますね。
ですが、「保育園を継続したい!」というのが第一なら、雇用形態を選ばず活動することで、選択できる仕事の幅が広がります!
仕事のための保育園?保育園のための仕事?
「仕事をするために保育園に預けている」のか?
「保育園に子供を預けるために仕事をしている」のか?
今の仕事を辞めて転職したい!と思い立ったママ、きっと理由がありますよね。
仕事は自分のため?家計のため?子供のため?
もう一度、じっくりと考えて向き合う必要がある時期かもしれません。
自分のため
「キャリアアップしたい」「新しい分野の仕事にチャレンジしてみたい」など、向上心での転職はきっとうまくいきます!
家計のため
家計が苦しいから、仕事を続けなければいけない・・・という方も多いと思います。
でも意外と仕事を辞めることで節約できるお金もあるんです。
- 仕事用の服や靴・バッグなどの購入代
- 仕事中のランチ代や飲み物代
- 仕事で疲れて買った夕飯のお弁当代
などなど。
家計を見直してみたら「パパの仕事だけでも当分は生活できそう」となる場合も。
ついでに、格安携帯に乗り換えたり、保険を見直したり、電力会社を変えたり・・・といった具合で、節約できる場合もありますよ~。
子供のため
子供が保育園の先生やお友達と毎日楽しそうに過ごしているから、辞めさせたくない!という場合もありますよね。
「あと1~2年・・・!」という場合はなおさら。
でも、年中・年長になると保活激戦区でも、保育園の空きは多くなってきます。
さらに、親の雇用形態の縛りは特に無いんです。
正社員じゃなくても、派遣でも契約でもパートでも、自営業でも内職でもOKなんです。
意外と選択肢は多いため、広い視野で転職活動をすることも大事。
もしも求職期間中に仕事が決まらなかったら?
求職期間中に次の仕事が決まらなかった場合は、保育園は退園になります。
ただ、「明日からは来ないでください」というより、数日は猶予がある場合もあります。
また、自治体によって、保育園の定員に空きがある場合は、即退園とならず、求職期間が延長される場合も。
念のため、確認しておくといいですね。
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保育園、求職中だけど仕事が決まらない…退園にならないためには?
保育園を退園したあとはどうする?
保育園に再入園するのは難しい?
もし、保育園を退園したあと、次の仕事が見つかった場合、保育園へ再入園できるかどうか?気になりますね。
正直、各自治体の空き状況と、何歳クラスで再入園するか?によって、異なります。
幼稚園がスタートする、幼児クラス以上だと定員に空きがある場合が多いです。
ただ、乳児クラスの空きは少ないですよね~。
「0」 という場合も珍しくありません。
もし、内定がもらえた場合は、とりあえず保育園の申し込みをしておき、入社の時期を会社と調整したり、認可外の保育園やベビーシッターなども検討していく必要があります。
幼稚園に入り直す
幼児になると、幼稚園という選択肢も増えますね。
乳児の時期は家庭で子育てをし、時期になったら幼稚園を探す、という方法もありますね。
保育園に比べると、幼稚園は預けるための要件などは特にないため、入りやすいですね。
また、保育園に比べると、幼稚園は各園でさまざまな幼児教育を取り入れていますので、特色があるんですよね。
幼稚園は入園の1年前からプレクラスがあったり、ひらがなや数字などの教育もあるため、小学校の入学に備えることができますね。
さらに、幼稚園も延長保育の制度があるため、幼稚園のタイミングで仕事を再開するママもいらっしゃいます。
一つの選択肢として、知っておくと幅が広がりますね。
まとめ
育休が明け、仕事と育児、さらに家事をこなす生活が想像以上に大変だった。
いざ職場に復職したら、仕事の内容が変わったり異動になってしまい、以前よりも仕事にやりがいを感じなくなった。
などなど、ワーママ特有の悩みは尽きませんよね。
実はわたしも、二人目の育休で職場復帰したとき、異動になってしまい、さらに通勤にも時間がかかる勤務地へなってしまい苦労しました。
上の子を学童へ迎えに行ってから下の子を保育園へ迎えに行かなければいけなかったため、毎日ギリギリのお迎えでした・・・。
急いで帰らなきゃいけなかったため、上の子にも負担をかけていたと思います。
さらに、異動になったわりに仕事の内容は薄っぺらでやりがいを感じることができず、悶々とした日々を送っていました。
ですが、せっかく入園できて楽しそうに過ごしている保育園。
親の都合で退園になってしまうのは、なんだか申し訳ない。
わたし自身も、もっと仕事は続けたい!と思い、会社を退職して個人事業主として起業する道を選びました!
退職の方向で会社と調整がついた段階で、まずは区役所へ電話で相談。
求職の猶予期間のことや、仕事が決まったときに必要な書類や手続きを確認しました。
区のホームページに掲載されていないような、細かいことまで電話だと聞くことができて安心しました!
「退職になったら保育園も即退園」というワケではありませんし、わたしの場合、事前に相談していたからこそ、保育園継続の手続きが思っていた以上にスムーズでした。
保育園を利用している状況での退職や転職って、保育園のことを気にしながら活動しなきゃいけないので、正直、ホント面倒で大変でした。
転職に限らず、親を介護する必要ができてしまった・・・など、さまざまな事情を抱えている方もいらっしゃると思います。
各ご家庭でさまざまな状況に陥るケースがあると思いますので、まずはお住まいの自治体に相談するのが確実です!
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