「仕事と家庭の両立がしんどい」「復職してから仕事にやりがいを感じなくなった」など、働くママに悩みはつきものですよね。
今のツライ状況を打開するために、「フリーランスになる」というのは魅力的な選択肢の一つですよね。
ですが今度は、「自営業でも保育園は継続できるのか?」「収入がほとんどなない状態でも大丈夫なのか?」という疑問にぶち当たります。
わたし自身、下の子が保育園在園中に会社員を辞め、フリーランスとして起業し、在宅ワークをしています。
結論から言うと、「自営業でも保育園継続はできた」うえに、「収入がほとんどない起業したばかりの状況でも保育園の継続審査に合格」しました!
自治体によって、こまかい条件などは異なると思いますが、わたしの体験談は同じようなことで悩んでいるママの参考になるはずです!
保育園継続のためにやったことや、どこにどんなことを問い合わせたか?などを詳しくご紹介しています。
目次
そもそもフリーランスでも保育園は継続できる?
「自営業は保育園入園には不利」なんていう話、よく聞きますよね。
実際、どうなんでしょうか?
わたしが住んでいる自治体では、「保育の利用基準表」というのがWEB上で公開されています。
その中に「指数」も表示されています。
いわゆる「点数」ですね。
で、肝心の「保護者の状況」に関しては、実は「外勤」と「自営」がひとまとめになっており、同じ点数になっています!
つまり、「自営業だから保育園には入園しづらい!」というワケではないんです。
「自営業だから・・・」という理由で、保育園の利用を諦めなくても大丈夫。
もちろん、自営業で時間があるから子供を自宅で保育したい!と思う方もいらっしゃると思いますが、保育園に預けることで、仕事に集中する時間を大幅に確保することができます。
生活にメリハリがつきますし、子供も保育園でいろんな体験ができますので、ママにとっても子供にとっても、メリットがあります。
ほぼ収入なしの自営業でも保育園継続ができた話
「会社員を辞めて、個人事業主として開業しよう!」と思っても、最初は収入がほぼゼロに近い状態ですよね。
「収入を証明できなかったら、やっぱり保育園の継続も難しいのでは?」と不安に思っちゃいますよね。
わたしも実際、会社員を辞めて自営業として開業しよう!と思ったとき、収入がなかったため、すごく不安でした。
しかも、自治体の保育課へ相談した段階では「収入を確認します」と言われていたため、正直「ムリかも」と思ってました。
ですがフタを開けてみたら、収入の確認はされませんでした!
わたしの場合、自治体で指定されている「家庭状況調べ」と「勤務証明書」、あとは「開業届のコピー」のみでチェックは完了!
初めてのことで、すごく不安だったため、書類を区役所へ直接持ち込んだのですが、手続きはあっさり5分ほどで終わりました。
その場で担当者の方が書類をチェックし、「後日、書面でも保育園継続の案内を送りますね」で終わりました。
「あれ?収入確認は?」という感じですが、わたしの場合、「退職するかも」「自営業も考えている」という段階で、アレコレ役所へ相談してました。
何度かやりとりを進めていくうちに収入確認の話はなくなり、最終的に書類はコレだけあれば大丈夫!という段階まで話を進めました。
わたしの場合、「役所に事前に相談し、何度もやりとりをした」のがいちばん良かったと思っています。
自治体のホームページで調べれば、ある程度のことはわかりますが、自分で問い合わせするのがいちばん!
細かいことまではホームページには載せてない場合も多いんですよね。
また、各家庭によって退職の理由や自営業の内容もさまざま。
問い合わせすることで、より、自分の状況にあったアドバイスをもらえることがあります。
保育園継続の確率上げるためにやったこと
税務署で開業届を提出
個人事業主としてお仕事をはじめるなら、「開業届」は必須です。
開業届は無料で出すことができますし、何より正式な書類としてかなり役立ちます。
開業届を出すと、「個人事業主としてしっかりやっていこう!」という決意にもなりますね。
ちなみに、個人事業主の場合、「屋号は無くてもいい」と言われていますが、個人的には屋号はあったほうがいいです!
というのも、自営業になると保育園の勤務証明書は自分で書かなければいけないんですが、そのとき、屋号がないと会社名が空欄になっちゃうんです。
会社名が空欄なんて、カッコ悪いですよね~。
青色申告もいっしょに申し込み
税務署で開業届を出す際、「青色申告の届出もいっしょに提出しますか?」と聞かれます。
青色申告をしていないと、確定申告のときに白色申告しかできなくなっちゃいます。
「収入が増えた時点で、あとから青色申告に切り替えればいいや~」と思っちゃいますが、あとから手続きするのは意外と面倒です。
開業届といっしょに青色申告も出す方が手続きがスムーズに終わるので、おすすめです。
それに、青色申告の書類も立派な証明書の一つになります。
保育園継続の書類として、一つでも多くの公的証明書があると安心です。
少額でも収入があると安心
「収入確認はしませんよ」と言われても、少額でもいいので、収入があるといいですよね~。
それに、開業するには多少のお金も必要ですね。
ネットビジネスをはじめるなら、まずは「A8.net」に登録するのがイチオシです。
「セルフバック」という制度を利用すると、少額ですが、収入を得ることも可能です!
他にも、クラウドサービスを利用してお仕事を受注、報酬をゲットする!という方法もあります。
まず有名なのは「クラウドワークス」ですね。
ホームページの制作やロゴやバナーの制作など、経験がある方にとっては嬉しい内容のお仕事もたくさんあります。
もちろん、資格や経験がなくてもOKな記事のライティングなどのお仕事もあります。
主婦やワーママの体験談を交えながら記事を書く案件も多数ありますので、取り組みやすいですよ。
契約書があるとより安心
収入がほとんどない状態でも、「自営業でお仕事をしています」という証明ができるようにしておくと、安心ですよね。
たとえば、契約書、ですよね。
契約書が締結できなかった場合でも、仕事をやりとりした履歴も立派な証明になります。
そのため、先ほどもご紹介したクラウドサービス上でのお仕事は、履歴が残るため客観的な証明にもなります!
自営業で仕事をする上で、自分の仕事内容をしっかり説明できるようにしておくのは当然のことなんです。
保育園の継続に成功!次年度以降も大丈夫?
フリーランスでの働き方が認められ、保育園も継続できたらひとまず安心ですよね。
ですが、次に気になるのが保育園の次年度以降の利用について。
会社員の場合は、会社で勤務証明書を発行してもらい、必要な書類を1~2枚書いて終わり!でしたよね。
フリーランスの場合でも、必要な書類は会社員とほぼ同じです。
ただし、自営業の場合は全部自分で書かなければいけない、というのが会社員とは異なる点。
わたしが住んでいる自治体の場合は、自分でタイムスケジュールを記入して書く欄があるのと、毎回、開業届のコピーの提出が必要です。
収入については、会社員も自営業も、特にチェックされません。
ただし、自治体によっては会社員は源泉徴収票のコピーが必要な場合もありますね。
自営業の場合、確定申告が源泉徴収票のかわりになります。
まとめ
子育てしながら働くって、体力的にも精神的にも大変なことですよね。
自分のキャリアや、将来のお金のためにも、仕事は続けたい。
だけど、もっと育児に理解があって、融通がきく仕事をしたい!とも思いますよね。
その選択肢の一つとして「自営業」は魅力的ですよね。
在宅で仕事ができれば、通勤時間がまるっとなくなって自由な時間が増えますし、子供が急に熱を出した場合でも、職場にペコペコして休まなくて済みます。
ただ、気になるのが、会社員じゃなくなっても保育園は継続できるかどうか?ですね。
せっかくフリーランスに転身できても、自宅で保育しなければいけない状況になったら、なかなか仕事に集中することができませんね。
わたしの場合は、保育園の在園中に正社員から在宅での自営業へシフトしたのですが、保育園は問題なく継続することができました。
次年度以降の継続も問題なく、毎日元気に保育園に通っていて、とてもありがたいです。
わたしが住んでいる地域は保活激戦区。
待機児童も多い地域です。
そんな地域でも、きちんと起業の準備をし、自治体の保育課へ事前に相談することで、無事に保育園を退園せずに済みました。
ネットで調べても解決できず、わからないことだらけでも、電話問い合わせで一発で悩みが解消される場合があります。
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