無事に、子どもの保育園が決まった!
…と言っても、入園した翌日から、フルで預かってもらえるワケではありませんね。
そう、「慣らし保育」という最初の関門が待ち受けています…!
ココを突破しないと、本格的に仕事へ復帰することはできません。
ですが、場合によっては、
「仕事を休めない…」
「すぐにでも育休から復帰しなきゃいけない」
など、切羽詰まった状況のママ、少なくありません。
実は、わたし自身も、育児休業の期間が切れてしまい、
「慣らし保育をどう乗り切るか…?」
と、悩んだ経験があります。
わたしの体験談とともに、慣らし保育期間の乗り越え方をお話します。
自分1人で抱え込まず、まわりに頼ることが大切だよ!
慣らし保育中の仕事、本当に休めない?
無事、保育園の入園が決まっても、「慣らし保育」という期間がありますね。
2週間ほどの期間をかけて、少しずつ少しずつ、子どもが保育園の生活に慣れるよう、サポートしていく期間です。
まずは、2~3時間ほどの預かりからスタート。
そのため、子どもの入園と同時に仕事へ復帰できるワケではありません。
ただ、慣らし保育の期間、本当に仕事を休むことができないのか…?
まずは、相談と確認をする必要があります。
- 会社に相談
- 保育園に相談
それぞれへ相談するときに、気をつけたいことやポイントをお話しますね。
会社に相談
まずは、会社へ相談する場合です。
- 育児休業を延長できるかどうか?
または、
- 有給休暇を使って休むことはできないか?
という、2つの乗り越え方がありますね。
だけど…
- 慣らし保育中でも育児休業を利用してもいいの?
- 給付金は受け取ることができるの?
と、新たな疑問が…。
気になりますよね。
そこで、調べてみたところ、問題ないことがわかりました。
【慣らし保育中の育児休業給付金】
慣らし保育期間中でも、復職前かつ給付期間内であれば、育児休業給付金の受給対象となります。
※グスクード社会保険労務士事務所「慣らし保育期間中の育児休業給付金受給条件とは?」参照
これなら、慣らし保育中も安心して生活できますね。
また、育児休業から復帰するタイミングは「本人が決める」ことになっています。
実はコレ、「育児介護休業法」という法律で定められています。
そのため、会社が「この日に復帰してね」と指定するのは法的にNGなんです。
育児休業の日数に余裕がある場合は、慣らし保育の期間は育休で乗り切るのがいちばん安全です。
ただ、場合によっては慣らし保育の前、または慣らし保育中に育休が終わってしまうことも。
そんなとき、有給休暇を使って過ごすことができないか…?
会社の上司に相談してみてくださいね。
ちなみに、有給休暇は育児休業中も付与されます。
最大で40日、付与されているはずですので、確認してみてくださいね。
「何日あるかわからない…」という場合、上司だけではなく、人事に問い合わせするのもOKです。
保育園に相談
コレは、個人的にはあまりオススメしない方法ですが…
慣らし保育の期間を短くできないか、保育園に相談することができます。
通常、2週間ほどで設定されている慣らし保育。
子どもが新しい環境に慣れるために、欠かせない大事な期間です。
ですが、場合によっては、慣らし保育の期間を短くしてもらうことができます。
わたしの会社の同僚ワーママは、慣らし保育を3日にして復帰してました。
ただその後、子どもが発熱で呼び出され、休むことが多かったです…。
うちの下の子の場合、2週間の慣らし保育の予定が3週間になってしまった経験があります。
理由は、慣らし保育中に熱を出してしまい、数日間休んでしまったからです。
慣らし保育は、予定より延びてしまうケース、実は珍しくはないんです。
そのため、育休からの復帰は余裕を持ったスケジュールで設定するのがオススメです。
プラス3日~1週間ほど、余裕を持っておくと安心です。
わたし自身は、4週目に仕事復帰を予定していたため、慣らし保育が長引いても焦らずに済みました。
繰り返しになりますが、慣らし保育を短くする方法は、親子ともにリスクが高いため、オススメはしません。
慣らし保育期間に仕事が休めないときの対処法2つ
ここまで、慣らし保育中に仕事を休む方法をご紹介しました。
ですが、さまざまな事情で「どうしても休めない」という方もいらっしゃいますね。
そんなときの対処法を2つ、ご紹介します。
- 夫や祖父母と協力する
- ファミサポやベビーシッターを利用する
それぞれ詳しくお話しますね。
夫や祖父母と協力する
まずは、夫や祖父母と協力して乗り越える方法です。
育児の最大のパートナーは、やはり夫ですね。
交互に休む、リモートワークを駆使するなど、分担することでだいぶ負担が和らぎますよね~。
何より、子どもは夫婦2人のものです。
一方に育児の責任や負担がのしかかると、不満の原因になっちゃいます。
ですが、職種によっては、どうしても難しい場合も。
そんなときは、祖父母の手を借りる手段も。
たとえ、遠方に住んでいたとしても、慣らし保育の期間だけ来てもらって手助けしてもらう方法もあります。
慣らし保育はスケジュールがわかっているため、計画が立てやすいですね。
わたしの会社のワーママも、ときどき遠方の実家から実母に来てもらい、助けを借りていたママがいました。
旦那さんが海外赴任になってしまったため、まわりに頼れる人がいなかったのです。
期間を決めて来てもらうと、一時的とはいえ、負担が和らぎますね。
ファミサポやベビーシッターを利用する
最後に、夫や祖父母など、頼れる人が誰もいない場合。
まずは、ファミリーサポートに相談してみてください。
何と言っても、料金が安く済むのが魅力。
ただし、ファミリーサポートは人気ですので、早めに相談しないと希望の枠を抑えることができません。
早め早めに行動してみてくださいね。
次に、ベビーシッターです。
残念ながら、高いイメージがありますね。
1時間あたり1,000円~4,000円が相場のようです。
ただ、その分サービスは充実しています。
家庭の状況に合わせて、柔軟に対応してくれる点も魅力。
また、ベビーシッターを利用する場合、政府から補助金が出ます。
さらに、自治他によってはベビーシッター事業に力を入れているところもあります。
まずは要件など、おトクに利用できる方法を確認してみてくださいね。
育休が足りない!慣らし保育期間の過ごし方【体験談】
この記事では、慣らし保育は「仕事を休めるよう調整したほうがいいよ!」というお話をしました。
でもね。
場合によっては、
「育休も切れちゃって、有給もギリギリ…」
なんてママ、そしてパパもいらっしゃると思います。
実は、わたし自身、上の子の育休のとき、慣らし保育前に育休が終わってしまって、とっても苦労した過去があります!
わたしが育休を取ったときは、まだ最大で1年半までしか育休延長をできなかったんです。
そのため、「保育園の入園は決まっているのに、育休が終わってしまう」という状況に。
ちょっと時系列でお話しますね。
↓翌年の9月で満1歳
(この時点で保育園に入れなかったので育休延長)↓
翌年2月末で育休終了
(この時点で4月の入園は内定)
↓※3月~4月中旬まで有給休暇で過ごす
4月:1歳クラスで入園
(この時点で子どもは1歳7か月)
ちょっとわかりにくかったかもしれませんが…。
要は、
4月入園が決まっていたのに、育休は2月いっぱいで終わってしまった
のです…!
空白の3月&4月の慣らし保育期間…。
ここをどうするべきか…本当に悩みました。
子どものケガや病気、行事などで休むことも考えて、できれば有給休暇はとっておきたい…!
じゃあ、「欠勤で乗り切る?」と上司と相談したこともあります。
実は、1か月半ほど欠勤しても、昇給や賞与には響かないと聞いたんです。
だけど、人事へ相談した結果の答えは
「有給休暇を使いましょう」
だったんです。
有給休暇は、MAXの40日、付与されていました。
そのうち、30日を使って3月いっぱいと4月の慣らし保育を乗り切りました…!
いちばん大変だったのは、復帰してから。
なにせ、有給休暇は残り10日しかありません。
次の付与は半年後の10月…!
ドキドキしながら、夫や祖母にも協力してもらいながら、何とか欠勤にならずに10月まで過ごしました。
このとき、すごく助かったのが「子の看護休暇」。
会社によっては、無給扱いとなってしまうのですが、働くママ、そしてパパにはすごく助けになる制度です。
しかも、現在は子の看護休暇を時間単位で取得することも。
※厚生労働省のリーフレット参照
たとえば、子どもの健診や予防接種など、短時間で済む場合は、貴重な有給休暇を消費せずに済みます。
ちょっと話が逸れてしまいましたが…
結論、わたしは「有給休暇」と「子の看護休暇」を利用して、慣らし保育と育休復帰の時期を乗り越えました。
慣らし保育期間すら休めないなら…働き方を考え直す
ここまで、慣らし保育で仕事を休む方法や、休めない場合の対処法などをご紹介しました。
そして、ココからは正直なお話をしていきます。
\慣らし保育ですら仕事を休めないなら、働き方を考え直す/
べきでは、ないでしょうか?
この先、ワーママデビューしたとしても、子どもの発熱やケガなどで、しょっちゅう呼び出されること間違いなしです。
どうですか?
家庭と仕事の両立、できそうですか?
たとえ、今はよくても、時短勤務が切れたらどうしますか?
近くに頼れる祖父母がいるなら、いいのですか…。
きっと、そうじゃない人が大半だと思います。
それに、ワーママとして仕事を続けるなら、ムリは禁物。
この先、何年も続けなければいけないため、スタートダッシュで息切れしてしまったら?
長続き、しませんね。
仕事は、短距離ではありません。
マラソンのようなもの。
仕事は「ムリなく続ける」。
これができないのであれば、いつかきっと、自分自身の心身に限界が訪れてしまいます。
場合によっては、子どもにストレスをぶつけてしまい、後悔するかもしれません。
もしも、働き方で真剣に悩んでいるなら…。
コチラの記事、読んでみてください。
きっと、目からウロコのヒントを、わたしからあなたへ、お伝えすることができると思います。
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まとめ
慣らし保育で仕事を休めないときの対処法をお話しました。
まずは、「本当に休むことができないのか…?」を、もう一度、確認してみてくださいね。
- 育休の延長
- 有給休暇を使う
どうしても休めないときは、自分1人だけで何とかしようとしないでください!
- 夫や祖父母
- ファミサポやベビーシッター
実は、ママはまわりに「助けて」と言う力、非常に大切だと言われています。
どうしても、家事・育児の負担はママに偏りがち。
そこにさらに、仕事も重なるとなると…。
本当にしんどいですし、場合によっては心身に限界を感じてしまうかもしれません。
そうなる前に、「しっかり休む」ことも、考えてくださいね。
以上、「慣らし保育期間に仕事が休めないとき」に関するお話でした。
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