ハロウィンの季節に見かけるオレンジ色のかぼちゃ、中身をくりぬいてジャックオーランタンを作ったあと、かぼちゃの中身ってどうしたらいいんでしょう?
食べられる?捨てる?
基本的には、オレンジ色のカボチャは鑑賞用・家畜用に栽培されているため、食べても美味しくありません!
日本の緑色の皮のカボチャとは全然違うんです!
食べるとすれば、オレンジ色のハロウィンカボチャは種をローストして食べるのが海外では一般的。
かぼちゃの種のロースト、カルディになりそうだな・・・と思ったら、うん、やっぱりありました!
ミックスナッツに入ってることもありますよね。
また、アメリカのハロウィンではかぼちゃ料理はあまり食べないんです!
アメリカのハロウィンのメインはお菓子やりんごを使った料理なんです。
日本とアメリカの食文化の違いも背景にありそうですね。
ハロウィンかぼちゃは食べても美味しくない!
ハロウィンの時期になると見かける、あのオレンジ色のカボチャ、「ペポかぼちゃ」という種類に分類されます。
主に、アメリカで家畜用・観賞用として栽培されていますので、基本的には食べても美味しくないんです!
日本のホックリとしたカボチャとは違い、ペポかぼちゃは、
- 味が薄い
- 水っぽい
- 渋い
- 硬い
と、さんざん・・・。
そのため、ジャックオーランタンを作って中身をくりぬいたから食べてみようっかな~なんて思い、普通に煮炊きしても美味しくならないんです!
ペポかぼちゃを調理して食べる場合、
- 種をローストする
- 茹でて裏ごししてピューレにする
この2つの方法が一般的なんです。
かぼちゃの種は栄養価が高い!と言われていますので、ローストして香ばしく仕上げます。
かぼちゃのピューレにしちゃえば、パンプキンパイやパンプキンスープなどにして美味しく頂くことができます。
他にも、クッキーやカップケーキの生地にパンプキンピューレを混ぜ込むことで、かぼちゃ風味のスイーツも作ることができます。
ただし、ハロウィンかぼちゃは味が薄いので、お砂糖をたっぷり入れて、シナモンやココナッツミルクなどで甘さと風味をプラスすると美味しくなります。
ただし、注意点があります。
観賞用として長く飾ったハロウィンかぼちゃは食べないでくださいね!
というのも、ディスプレイとして飾っている間にカビが生えてしまったり、ロウソクのロウが垂れてしまったり・・・と衛生的に良くないんです。
さらに、カボチャに苦みを感じた場合は絶対に食べてはいけません!
コレ、観賞用だけではなく、食用カボチャにも共通する話なんですが、稀に「ククルビタシン」という有毒で苦みがある成分を含んでしまう場合があるんです。
本来は、品種改良などで取り除かれているんですが、受粉の際に交雑してしまうことがあるそうです。
カボチャだけではなく、ズッキーニやきゅうり、メロンなどウリ科の野菜は要注意なんです!
夏野菜を食べる時期には覚えておきたいですね。
オレンジ色でも美味しいカボチャはあった!
プッチーニ
プッチーニは、食用にも観賞用にもなるオレンジ色のカボチャ。
手のひらサイズでの薄いオレンジ色ですので、なんだかかぼちゃの馬車のような可愛い雰囲気もありますよね~。
見た目はオレンジ色なので、中身をくりぬいてジャックオーランタンを作ることもできます。
オータムゴールドなど、観賞用かぼちゃは大きめサイズなので、小さいサイズでジャックオーランタンを作りたい!という方にもおすすめのカボチャ。
もちろん味も美味しいので、中身をくりぬいてカボチャサラダを作り、そのままカボチャの皮を器として使っても可愛いですね。
赤皮栗かぼちゃ
赤皮栗南瓜(あかがわくりかぼちゃ)という、西洋かぼちゃの一種が日本にも出回っています。
なんと、金沢の伝統野菜である「加賀野菜」の一つ。
普通のカボチャよりもねっとりしっとりしていて甘みが強いのが特徴。
煮物として食べるのがいちばん美味しいんだとか。
ただ、いちばん美味しい旬は8~9月ですので、ハロウィンの時期にはちょっと早いかもしれませんね。
それに、いくらキレイなオレンジ色でも、形が丸っこいので床に置いても転がっちゃいます!
残念ながら、鑑賞用には不向き。
出会ったら、美味しく調理して頂くのがいちばんです。
そもそもアメリカのハロウィンでかぼちゃは食べない!
アメリカのハロウィンで食べる物といえば、
- お菓子
- りんごを使った料理
なんです!
たしかに、ハロウィンは「トリックオアトリート!」と言って、子供たちは近所からお菓子をたくさんもらうんですよね。
次に、りんご。
アメリカでは「アップルボビング」というハロウィンゲームもあるほど、ハロウィンにりんごは欠かせないんです。
ちなみにアップルボビングとは、水をはった桶にりんごを浮かべて、りんごを口でキャッチするゲーム。
びしょびしょになること間違いなし!のゲームですね~。
アメリカでは、ハロウィンにはアップルサイダーを飲み、キャンディーアップル、つまりりんご飴のようなお菓子を食べるのが一般的。
キャンディーアップルは、まわりをキャラメルでコーティングしたりナッツをまぶしたりすることもあるそう。
アップルトフィー、キャラメルトフィーと言われることも。
美味しそう!
わたしのアメリカに住んでる友人も、「日本とアメリカのハロウィンは全然違う!」なんてことを話してました。
日本だと、ハロウィン=かぼちゃを食べる!という発想ですが、
アメリカは、ハロウィンはかぼちゃは飾るもの、なんですね。
もちろん、日本でもカボチャを食べる日は、ハロウィンじゃなく冬至!という感覚もありますが。
じゃあ、アメリカはかぼちゃを食べる習慣はないの?と思っちゃいますが、アメリカにも食用カボチャは存在します。
食用カボチャを食べるタイミングは、ずばりサンクスギビングデー(感謝祭)なんです!
感謝祭は、11月の第4木曜日が祝日となり、家族でターキー(七面鳥)を食べ、デザートにパンプキンパイを食べる!というのがスタンダード。
まとめ
ハロウィンの時期に見かけるオレンジ色のカボチャは、家畜用・観賞用として栽培されているので、そもそも食用向きじゃないんですね!
衛生面も気になりますので、ハロウィンのおばけカボチャは飾って楽しむのがおすすめです。
まぁ、日本だとハロウィンの観賞用カボチャはお花屋さんで見かけることが多いので、「食べよう」と思ったこと、ありませんが・・・。
やっぱり食べても美味しくはないんですね・・・。
とはいえ、工夫次第で食べることはできます。
特に、かぼちゃの種は栄養価が高いとも言われていますので、ローストすることで美味しくいただくこともできるんです。
ですが、ハロウィン=カボチャを食べる!というワケではないんですね。
もちろん、アメリカでも雰囲気でパンプキンを使ったパイやプリンを食べることもあるようですが、メインはりんご!だったんですね。
ちょっと意外ですね~。
日本だと、ハロウィン料理といえば、かぼちゃグラタンやかぼちゃのシチューを思い浮かべちゃいますが。
お店にも、パンプキンを使ったハロウィン向けのスイーツ、たくさん見かけますしね。
個人的には、パンプキンよりもさつまいもを使ったスイーツの方が好きです。(笑)
さらにわたしは、ハロウィンモチーフの凝った料理は作れないため、ピックやコップなどの飾りで、ハロウィン雰囲気の食卓を演出しようと思ってます!
100均でも、可愛い飾り付けアイテムがたくさんありますので、ぜひ探してみてくださいね~。
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