授乳中に突然、乳房を針で刺されたような、チクチクした痛みにおそわれることがあります!
慌てて乳房をチェックしてもしこりや傷もなく、「あれ?」と不思議に思うこと、ありますよね。
でも、痛みがあるということは、見ない部分で炎症が起きているのかも?
もしかして、母乳が溜まっていて詰まりかけているかも?
などなど、不安になってしまいますよね。
しばらく様子を見たほうがいいのか?
それとも、すぐに病院に行くべきか?も気になるポイント。
基本的に、傷やしこりがなければ、そのまま様子見で大丈夫です!
ですが、授乳の姿勢が偏っていたり、授乳の間隔や赤ちゃんの飲み方など、気になることがある場合は、思い切って母乳外来へ行くのがおすすめです。
授乳中に痛いのはなぜ?病院に行くべき?
母乳が作られる痛みは放置してOK
授乳中、乳房の奥の方からツーンとした痛みを感じることがあります。
これは、母乳が作られて、今まで使われたことが無い乳腺を母乳が通るときに感じる痛みなんです。
産後すぐだけではなく、母乳の量が増え、細い乳腺も活発に使われるようになるときも、痛みとして感じるママもいらっしゃいます!
母乳が作られる痛みは、生理現象ですので、気にしなくてもOKです。
毎回同じ姿勢で授乳してない?
毎回同じ姿勢でしか授乳していない場合、特定の乳腺にばかり負担がかかってしまいます。
結果、特定の乳腺だけ痛めてしまう場合があるんです。
もし、チクチク痛む箇所が特定の場所の場合、授乳の姿勢を変えることで、痛みを軽減することができます!
横抱きばかりだけではなく、たて抱きやフットボール抱きの授乳も取り入れてみてくださいね。
場合によっては、添い乳を取り入れるのもアリです。
また、赤ちゃんの月齢が高い場合は、授乳の回数を減らして、少しでも乳房にかかる負担を減らすという方法もあります。
ただし、赤ちゃんが脱水にならないよう、必要に応じてミルクや麦茶・白湯などで水分補給してあげてくださいね。
なお、乳頭に痛みはあるけれど、傷や白斑などがない場合、本当に放置してもいいのか?気になりますね。
しばらくは、授乳の姿勢を変えたり、授乳回数を減らして様子見でOKですが、のちのち白斑ができる場合も、じゅうぶんにあります。
もし、白斑ができてしまったときの対処法は、次で詳しくご説明しますね!
授乳中に吸われると痛い!やってはいけないこと
白斑がある場合はつぶさないで!
授乳が痛いとき、乳頭に白いニキビのような水ぶくれができることがあります。
これは、「白斑」と呼ばれるもので、水疱ができ、乳腺を塞いでしまっています。
白斑があると当然、母乳が詰まってしまうため、特に乳頭付近が痛くなってしまうんです。
ニキビのような見た目ですので、つぶしちゃえば、乳腺が開通して痛みもなくなるのでは?と思っちゃいますよね。
ですが、白斑をムリにつぶしてしまうと、ばい菌などが入り、悪化してしまう可能性があるんです!
では、どうしたらいいのか・・・?
わたしも白斑が何度もできてしまい、その度に痛い思いをしました・・・。
白斑は、水ぶくれですので、放っておいても数日ほどでやぶれます。
また、白斑ができていても、母乳がじわ~っと出ることもあります!
搾乳してみるとよくわかるんですが、白斑が完全に乳腺を防いでいない場合もあるんです。
数日後、水ぶくれがやぶれると、乳腺が開通して、溜まっていた母乳も一気に出るため、授乳の痛みは軽減します!
「よかった~、助かった~」と一安心ですが、実はまだまだ油断できないんです。
白斑が破れたあとは、実は傷があるのと同じ状態。
このまま授乳すると、またチクチクした痛みと戦わなければいけません・・・!
白斑がやぶれたあとは、とにかく傷を早く癒すことがいちばんです。
わたしも本やネットでいろいろと調べて試してみてよかった方法が、
口内炎薬をぬり、ラップで保護する
という方法。
書籍「最強母乳外来」でも紹介されている方法です。
口内炎薬なら、多少、赤ちゃんの口に入っても大丈夫です!
中でも、ステロイドが含まれていない、「デスパコーワ」という口内炎薬はさらに安心して使うことができます。
ドラッグストアでも手に入る口内炎薬です。
授乳が終わったら口内炎薬を塗り、ラップで保護。
ラップで保護することで、薬の浸透もよくなりますし、薬が服についてしまったり、傷が服ですれて痛くなってしまうことも防げます。
授乳の時間になったら、サッと薬を拭き取り授乳・・・を繰り返していました。
いくら口内炎薬とはいえ、赤ちゃんの口に入るのは気になっていたため、ウェットティッシュでサッと拭いてから授乳してました。
1~2日続けるだけで、かなり痛みがやわらいで、傷も早く治るので、おすすめの方法です。
まとめ
授乳中にツーンとした、まるで針で刺されたようなイヤ~な痛みがあると、すごく不安になりますよね。
見た目に傷やしこりができていなくても、「見ないところで炎症が起きているのでは?」と、考えてしまいますよね。
しかも、産後すぐの時期だけではなく、少しずつ母乳育児が軌道に乗ってきたかな?と思う、産後2~3か月ごろに痛みを感じることも少なくないんです。
たいていは、母乳の量が増えてきて、今まで使われていなかった細い乳腺へも母乳が通ると、痛みとして感じるんです。
他にも、「溜まり乳」と呼ばれる状態から「差し乳」という状態に移行すると、授乳中だけ痛みを感じることもあるんです!
溜まり乳とは、赤ちゃんが吸ってないときでも、母乳を生産してママの体に蓄えておく状態のこと。
一方、差し乳は、赤ちゃんが吸っているときだけに母乳がどんどん作られます。
このとき、母乳が乳腺を通るときに、ツーンとして、痛みに感じるママもいるんです。
傷やしこりがなければ、そのまま様子見で大丈夫です!
ですが、授乳が痛すぎてガマンできない!という場合は、母乳外来などで診察してもらってくださいね。
他にも、赤ちゃんが母乳を飲むのが下手っぴだと、吸いつきが浅くなってしまい、痛くなることもあります。
また、飲み方が偏っている場合も、炎症が起きやすいので要注意です。
気になる授乳の痛みを解消するテクニックや、トラブルを繰り返さない!再発防止の方法はこちらの記事でご紹介しています。
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