妊娠中はダメ!と言われていた生卵。
授乳中は食べても大丈夫なのか?気になりますよね。
結論は、授乳中は生卵を食べてもOKです!
妊娠中は、万が一卵で食中毒になってしまうと、お腹の赤ちゃんにも菌が移行して重大な影響を与えてしまうため、NG!とされていたんです。
ですが、母乳の場合は、菌が移行しないことがわかっていますので、生卵は食べても大丈夫なんです。
さらに、卵のアレルギー物質もほとんど移行しないため、赤ちゃんが卵アレルギーになる心配はないんです。
とはいえ、ママが生卵による菌に感染してしまうと、赤ちゃんのお世話が困難になりますよね・・・。
心配な場合は、半熟でもいいので、火を通してから食べてくださいね。
生卵を食べる場合は、低温できちんと保管されており、賞味期限内の卵にしてくださいね。
また、体調がいいときに食べる!というのも大事なポイント。
疲れや寝不足など、体調が良くないときは免疫が低下していることもあります。
いつもは大丈夫な生卵でも、体調が悪いときに食べると、食中毒になりやすいので気を付けてくださいね!
授乳中でも生卵は食べてもOK!
母乳からの影響は?
授乳中でも、生卵は食べてもOKです!
無性に卵かけごはん、食べたくなることもありますよね~。
食欲がないときでも、卵かけごはんならペロッと食べられることもありますし。
すき焼きや牛丼に、たまごをからめて食べるのも美味しいですよね~。
ですが、妊娠中は生卵やお寿司などの生の魚、ローストビーフや生ハムなどの生肉などは食べないよう指導されるんですよね。
万が一、妊娠中に食中毒になってしまうと、胎盤を通してお腹の赤ちゃんへも悪影響を及ぼしてしまうリスクがあるため、妊娠中の生ものは厳禁とされているんです。
では、母乳の場合はどうなのか?
結論は、授乳中に生卵を食べても、母乳を介して菌が赤ちゃんへ移行することはありませんので、食べても大丈夫です!
もし食中毒になってしまったら、妊娠中は赤ちゃんへ悪影響が出てしまいますが、授乳中は影響はほとんどないんです。
妊娠中と授乳中に生ものを食べて食中毒になってしまった場合のリスクの度合いは、全く異なるんですね。
そのため、生卵に関わらず、生のお魚やお肉も授乳中のママは食べて大丈夫ですよ!
とはいえ、食べ過ぎには気を付けたいところ。
上手にカロリーオフしたり、食べ過ぎないコツをこちらの記事でご紹介しています。
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赤ちゃんが卵アレルギーになりやすい!はウソ!
よく、「授乳中にママが生卵を食べると赤ちゃんが卵アレルギーになりやすい」という話を聞くことがありますが、実際のところ、どうなんでしょう?
たしかに、たまごアレルギーのお子さんは多いので、気になりますよね。
うちも、上の子がたまごアレルギーでした。
ですが最新の研究では、授乳中のママが生卵を食べても赤ちゃんが卵アレルギーになるとは限らない!ということがわかってきたんです。
ママが生卵を食べると、卵アレルギーの元となる物質が、多少は母乳を介して赤ちゃんへ移行しますが、その量はごくわずかと言われています。
逆に、ママが授乳中に生卵を控えたことで、赤ちゃんが卵アレルギーにならなかった・・・という研究結果は残念ながら無いんです。
つまり、授乳中のママが生卵を食べても食べなくても、赤ちゃんが卵アレルギーになるリスクは変わらいないんです。
生卵に限らず、卵料理ってたくさんありますよね。
他にも、たまごメインじゃなくても、お菓子やパンに含まれていたり、練り物のつなぎに使われていることもあります。
卵アレルギーじゃない限り、たまごを避けた食生活を送るのは、とっても難しいことなんです。
神経質になりすぎないのが、いちばんです!
授乳中の卵は一日何個まで?
授乳中に限らず、卵は1日1個まで、と思っている方、いらっしゃるのではないでしょうか?
昔は、卵を食べ過ぎるとコレストロールの摂りすぎになってしまい、動脈硬化などを引き起こす原因になると考えられていました。
ですが、2015年の厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準」では、卵の食べ過ぎとコレストロールは関係ない、とされ、「卵は1日1個」の基準も撤廃されました。
そのため、授乳中のママでも、卵は1日1個以上食べても大丈夫です!
卵はタンパク質が多く、脂質が低いため、ダイエット中の女性から注目を集めている食品です。
特に、朝食で肉や魚を食べない!という方も多いと思いますが、卵で手軽に補うことができます。
目玉焼きやスクランブルエッグなど、卵料理は朝食の定番!と言っていいほど、使い勝手がいい食材ですよね。
とはいえ、「卵ばかり」という生活では栄養バランスが偏ってしまいます。
特に、産後ママは産後の体を早く回復させ、日々の育児疲れを吹き飛ばすためにも、バランスのいい食生活は心がけたいですね。
バランスのいい食事と母乳を赤ちゃんに与えているだけで、かなりカロリー消費しますので、妊娠中に蓄えた脂肪はスルスルと落ちていきますよ!
授乳中に生卵を美味しく食べるコツ
新鮮&低温保存
生卵を食べるときは、賞味期限内なのはもちろん、低温できちんと管理されていた卵を食べてくださいね。
ご家庭の冷蔵庫できちんと保存されていた卵なら問題ないです!
夏は、冷蔵庫から出したら早めに食べるようにしてくださいね。
元気なときに食べる!
赤ちゃんのお世話をしていると、寝不足などの疲れはつきものですよね。
なんだか体調が悪いな・・・というとき、免疫力も低下しているため、風邪などもひきやすい状態になっている場合があります。
そんなときに、生卵を食べてしまうと、いつもは大丈夫な量の菌でも、サルモネラ菌に感染してしまう恐れがあるんです。
疲れているときの生卵は控えるよう、気を付けてみてくださいね。
気になるときは火を通す
- 賞味期限がギリギリ
- 寝不足が続いている
など、気になるときは、やっぱり卵に火を通して食べるのが安全です!
意外と温玉は簡単に作ることができますので、半熟でもいいので、火を通して召し上がってくださいね。
ちなみに温玉は、「沸騰させたお湯を用意し、中に卵を入れて15分待つだけ」です。
加熱し続ける必要はありませんので、ケトルで沸かしたお湯でもOKです!
まとめ
授乳中でも、生卵は食べても大丈夫です!
卵かけごはんをはじめ、すき焼きや牛丼にのせるのも美味しいですよね~。
妊娠中は「生卵はダメ!」と言われますので、卵かけごはんを産後に食べるのを楽しみにしていたママも多いと思います。
食べちゃダメ!と言われると、不思議と無性に食べたくなっちゃいますし。
妊娠中に卵による食中毒にかかってしまうと、胎盤を通してお腹の赤ちゃんへも悪影響を及ぼすことが懸念されていたんですよね。
ですが、授乳中は卵の菌が母乳を介して赤ちゃんへ移行する心配はありません。
また、卵が持つアレルギーの原因物質は、母乳を通して赤ちゃんへ移行する量はごくわずかなんです。
ママが生卵を食べたから、赤ちゃんが卵アレルギーになってしまった!という根拠はないんです。
ただし、事前に血液検査などで、赤ちゃんが卵アレルギーだと判明している場合は、かかりつけの医師に相談してくださいね。
できれば、アレルギー専門の小児科医がいいと思います。
ちなみに、もし赤ちゃんが卵アレルギーになってしまっても、落ち込まなくても大丈夫です!
うちの娘も卵アレルギーで、離乳食にはかなり気を遣いましたが、2歳ぐらいから少しずつ少しずつ卵が入っている食品を食べられるようになりました。
そして3歳では、ほぼ卵アレルギーを克服した!ということが血液検査の結果で判明し、保育園の給食も普通のメニューを食べられるようになりました。
今では、ケーキでも菓子パンでも、卵焼きでも何でも食べます!
小さいうちはアレルギーが出やすいため、神経質になってしまうと思いますが、逆に小さいうちのアレルギーだからこそ、体の成長とともに克服できちゃう場合も多々あります。
パパやママも正しい知識を備えて、神経質になりすぎずに、食事を楽しんでくださいね。
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