共働き家庭でも、なんとか時間をやり繰りして習い事に通わせていた保育園のころ。
小学生になってからも習い事を続けることができるのか?気になりますよね。
基本的に、共働き家庭でも関係なく習い事は続けることができます!
ただし、親の創意工夫は必須でした。
小学生になったタイミングで何か習い事でも…と考えている方は、小学校に慣れてからスタートさせるのがおすすめです。
小学校一年生のうちは、学校と学童に慣れ、授業に集中できるよう、子供の生活リズムを整えてあげることが最優先です!
わが家は、娘が年長のときからピアノを習い始めたのですが、小3まで続けました。
習わせて良かったこともありますが、もちろん大変だったこともたくさんあります!
何度やめさせよう!と思ったことか…。
わが家の体験談を元に、共働きと習い事について、赤裸々に綴っています。
習い事はムリに続けなくてOK!いつか再開できる日や他のことに興味が出てくることもあるよ。
共働きだと小学生の習い事はムリ!?
共働き家庭の子供は、小学生になると放課後は学童で過ごす子がほとんどですよね。
ただ、小学生になると生活リズムもガラッと変わり、保育園のころからやっていた習い事を継続できるかどうか!?心配ですよね。
そして何より気になるのが送迎問題。
ですが、工夫次第では共働き家庭の小学生の子供でも、習い事を継続することができます!
わが家も、娘が年長のころからピアノを習い始めたのですが、小3まで続けました。
習い事への送迎はどうする!?
共働き家庭の子供が習い事に通うときにいちばん気になるのが送迎問題ですね。
でも、工夫次第でクリアできちゃいますので、方法をご紹介します。
送迎付きの習い事
送迎付きの習い事、共働き家庭にとっては魅力的ですよね。
たとえば、うちの娘が通っている小学校の場合。
公立の学童が学校の敷地内にあるため、放課後になると利用する子は専用のお部屋に向かいます。
学童用のお部屋は学校の正門近くにあります。
そしてときどき、英会話スクールの送迎車が学校の前に停まってます。
英会話スクールのスタッフさんが降りてきて学童の職員に声掛けをし、英会話スクールに通う子を迎えに来ている場面を何度か見かけたことがあります。
他にも、スイミングスクールのバスも良く見かけます。
これは、公立と民間の学童を上手く組み合わせて利用しているパターンです。
たしかに、公立の学童は費用が安いことがメリットですが、習い事のサポートは無いんですよね。
一方、民間の学童はサポートやイベント、習い事の内容も充実しているのが魅力。
その反面、費用が高いのがデメリットですが、週に数回の利用であれば負担も軽く済みますし、習い事も出来て一石二鳥ですね!
ママ友と協力、祖父母に頼る
同じ学校で同じ習い事に通っている子がいる場合、ママ友同士で習い事の送迎を分担する方法もありますよね。
ですが、個人的にはあまりおすすめできません!
というのも、共働き家庭の場合、圧倒的に送迎をお願いしちゃうことの方が多くなっちゃうんです。
急な残業や休日出勤が無いとは限りませんからね。
それに、ママ友同士の送迎はトラブルも多いもの。
習い事は、必ずしなければいけないものでは無いため、送迎を人任せにするのも良くないと思います。
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とはいえ、共働き家庭だってときにはサポートが必要ですよね。
そんなとき、やっぱり気兼ねなく頼れるのが祖父母。
近所に実家や義実家など、頼れる人がいる場合はお願いするのもアリですね。
わが家も週に一度の娘のピアノ教室、義母に送迎をお願いしていた時期があります。
送迎してもらった日は、夕飯はうちでご馳走してました。
ちょっとしたお礼と感謝の気持ちは忘れずにいたいですね。
ファミサポを利用
近くに頼れる祖父母がいない、送迎付きの習い事じゃないけど、子供がどうしてもやりたい…!と言ってる場合、ファミサポを利用するという方法も。
一般的に、送迎の片道500円ほどが相場のようです。
ただし、ファミサポの利用料金は安いですし、保育園の送迎などでも利用する方もいるため、空きが無い場合も。
ですが、ホームページでは空きが無し!となっていても、実際に電話すると相談に応じてくれる場合もあります。
WEBで確認するだけではなく、きちんと問い合わせすることも大切ですね。
また、地域によってはファミサポとタクシー会社が連携しているところも。
料金は、普通のタクシー代ですが学校の目の前から習い事へ、帰りも習い事から家の目の前まで送り届けてくれます!
多少天候が悪い日でも、車なら安心ですし、何よりプロの運転なので頼りになりますね。
親の仕事を調整
なるべく周りを頼らず、そして送迎にかける費用も抑えたい!なら、親自身が送迎するのがいちばんですよね。
フレックスや時間休、リモートワークなど選択肢がある場合は、仕事を調整して制度を利用するのもアリですね。
夫婦で協力するのも忘れずに。
土日へ習い事を変更
平日の習い事の送迎はどうしても無理!という場合、小学生になったタイミングで習い事の曜日と時間を変更する方法もあります。
うちも、娘が通っていたピアノ教室は年度替わりのタイミングで時間変更OKでした!
ただ、先生も変わっちゃう場合もあるので、慎重に決めなければいけませんが、一度相談してみて。
学年が上がると、時間割も変わって今まで通えていた時間帯に行けなくなる!なんてこともよくあります。
ただし、土日に習い事をする場合、お出かけ出来なくなっちゃうデメリットもありますね。
また、土曜日の午前中は学校の授業が入る日もあるため、事前に確認が必要です。
一人で通わせるときの注意点
小学生になると学校まで自分で通うことになるため、習い事にも一人で行けるのでは!?と思いますよね。
ただし、安全面にはじゅうぶん注意する必要がありますよね。
帰りも、遅い時間になって暗くなると心配ですよね。
さらに気を付けたいのが学校や学童の登下校の決まり。
基本は、寄り道せずに通学路を通って家まで帰りましょう!というルールですね。
ところが、学校から直接習い事の場所へ行く場合は、通学路を外れちゃいますよね!?
学校のルールを子供に破らせるワケにはいきませんね。
また、学童にも帰りのルールがありますね。
お迎えが遅い時間の子は、必ず親が迎えに行かなければいけないケースがほとんど。
小学生の子供が一人で習い事へ通うには、学校のルールもしっかり確認する必要があります。
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習い事の送り迎えはいつまで必要?年齢に関係なく気を付けたいことも
共働き小学生に習い事をさせるメリット
共働きで家でのサポートが少ないからこそ、習い事でカバーしてあげたい!と考えますよね。
たしかに、
- 学習が身に付く
- 体力が向上する
- 学校以外でお友だちができる
- 家庭では出来ない体験ができる
などのメリットもたくさんありますよね。
うちの娘も、ピアノがある日は学童で過ごさなくていいので、嬉しそうでした。(笑)
ピアノは耳が良くなりましたし、鍵盤を弾くため指先の力も強く器用になりました。
おかげで、小学校の音楽の授業は余裕だったそうです。(笑)
今、ピアノは辞めてしまったのですが、学校の金管バンドに入部してホルンを担当しています。
譜読みは相変わらず苦労はしていますが、ときどきピアノ教室で習ったことを思い出しながら練習している!と言ってました。
習っているときだけじゃなく、辞めてしまった後も身に付く習い事っていいな、と感じました。
共働きで小学生に習い事をさせて大変だったこと
送迎
うちの娘はピアノ教室に通っていたのですが、やはり送迎は大変でした!
割と学校からは近い教室だったんですが、ランドセルのまま一人で行かせるワケにはいかず。
ピアノは週に一回、16時から。
だいたい、15時半過ぎぐらいに学校にお迎えへ。
ピアノ用のテキストも数冊あり、意外と重かったので親が迎えに行くときに持って行ってました。
学童、もしくは学校の授業が終わってから一緒にピアノ教室へ直行。
レッスンは30分間だったため、基本わたしは仕事できるものを持って、そのまま部屋の前で待機。
(待機スペースがあったのは有難かったです!)
レッスンが終わったら、先生から一言二言課題などを聞いたら帰宅、という流れでした。
行き帰りは基本的に徒歩。
小学生になると自転車に乗せられないですからね。
ただ、わたしは自転車で行き、ランドセルやレッスンバッグなどを自転車に積んで一緒に徒歩で帰宅してました。
そしていったん帰宅してから、わたしは下の子の保育園へ迎えに行き、怒涛の夕飯準備や洗濯物の片づけなど。
習い事がある日は、親もいつも以上に慌ただしい日でした。
娘も習い事から帰ってきたら学校の宿題をやらなきゃいけないので、夕飯ギリギリまで勉強してました。
家でのサポート
ピアノについては、家での練習は必須!でした。
先生に教えてもらったことを忘れずに、そして上達するためには毎日欠かさず練習することが必要でした。
とはいえ、まだまだ一年生。
言われたこと、教えてもらったことは忘れちゃいます。
譜読みも苦手。
なので、改めて一緒に譜読みしたり、音階やリズム合ってるかな?のチェックも親がしないとダメでした。
他にも、ピアノは月謝だけではなく、テキスト代や発表会の費用、そして衣装や靴など…見えないコストも存在する習い事でした。
ピアノに限らず、運動系の習い事だと土日の遠征や練習で、車を出したりお弁当作りをしたり…と休日も潰れちゃうことがあるようです。
もちろん、子供が好きで頑張ってることは応援してあげたいですが、共働き家庭は新しく習い事を始めたり継続するか?考えるときに、見えないコストも調べてみて。
わが家の小一&共働き親の習い事スケジュール
うちの娘がピアノを習っていた時のスケジュールです。
実は娘、一年生の途中で学童が合わなくて辞めました。
「小一の壁」ですね。
それを機に、わたしは会社員を辞めフリーランスに転身。
会社員だったときと、在宅ワーカーになってからの2パターンのスケジュールをご紹介します。
パターン1:会社員
15:30 義母が娘を学童に迎えに行く
16:00~16:30 ピアノ教室
17:00 義母と娘が帰宅し、娘は宿題
17:50 息子を保育園にわたしが迎えに行き、帰宅
ピアノ教室がある日は、義母が娘の習い事と帰宅してからの宿題サポートなどをしてくれていたため、本当に助かりました!
パターン2:在宅ワーク
15:30 学校に迎えに行く
16:00~16:30 ピアノ教室
17:00 帰宅し、洗濯物を取り込み
17:30 息子を保育園へお迎え
在宅ワークになり、娘の習い事の送迎を出来るようになったのは良かったことなんですが、その分、ごっそり仕事する時間が削られます…。
会社員のときと変わらず、やはり習い事がある日はバタバタしますし、より一層、スキマ時間を活用して家事や仕事をこなしてました。
共働きでも小学生にムリなく習い事をさせるコツ
高学年になると学校のクラブ活動も
保育園から続けてきた習い事、せっかくなら小学生になっても続けさせたい!と思いますよね。
わが家も、年長~小3までピアノを頑張りましたが、高学年になると授業のコマ数も多くなります。
一年生のうちは5時間授業が主流で、4時間の日もありますよね。
これなら、放課後の時間に余裕があるため、習い事も宿題も両方やることは可能です。
ですが、3年生ぐらいになると一気に6時間授業の日が増えます。
家に帰ってくるのも、いつも16時ぐらいです。
帰ってきてからおやつを食べて宿題をして…あっという間に夕飯の時間になります。
宿題の量も増えますからね。
ですが逆に4年生以上になると学校のクラブ活動に入部することが出来るようになります!
娘は小3でピアノを辞め、小4で学校の金管バンドに入部しました。
基本、学校の中で活動するため親の送迎は不要になります。
費用も驚くほど安いです…!
ピアノは月1万円ほどかかっていました。
プラスアルファでテキスト代や発表会の費用も。
それに比べると、活動費は年間3000円です!
これには驚きました。
たしかに、ピアノのときはレッスン料だけじゃなく、施設の利用代も含まれていました。
一方で、学校は基本的に教師が部活を指導してくれますからね。
高学年になるとクラブ活動などの選択肢も増えますので、一度小学校低学年で習い事を辞めてしまっても、再開するチャンスや今までの習い事を活かせるチャンスもあります。
それに、年齢が上がるにつれ子供自身の意思もハッキリしてきますし、子供自身の視野や選択肢も広がります。
オンラインという選択肢も
ピアノや英会話、プログラミングや絵画教室など、勉強系の習い事ならオンラインレッスンもアリですよね!
小学校に上がったタイミングで、今までの教室に通うのはムリ!と感じるなら、思い切ってオンラインレッスンに切り替えるという選択肢もあります。
オンラインなら送迎の負担は無いですし、月謝も安くなることが多いです。
とはいえ、オンラインでちゃんとコミュニケーション取れるの?
先生はちゃんと教えてくれるんだろうか?と気になりますよね。
実は娘が通っていたピアノ教室、コロナの影響で一時期オンラインレッスンだったことがあるんです。
はじめてのオンラインでドキドキでしたが、やっぱり先生はプロ!
教室にいるときと同じように的確に指示を出したり、先生の手元をアップにしてお手本を弾いてくれたり。
むしろ、教室だと先生と子供のワンツーマンのレッスンで、親は様子がわからなかったんです。
オンラインなら、横で仕事しながら、ピアノレッスンの雰囲気を確認することが出来ました。
通信教育
オンラインレッスンの他、勉強系なら通信教育もありますね。
テキストが届くだけではなく、子供が勉強にヤル気になる仕掛けがいっぱい!
塾よりも費用が安いことがほとんど。
共働きだと、子供の勉強をじっくり見てあげることが出来ないのも悩みの一つだったりしますよね。
タブレット学習で、いつの間にか苦手が克服できちゃうかも!?しれません。
最近注目を集めているのが「RISU」という算数専用のタブレット教材。
タブレットのみなので、毎月テキストが増えないのはいいですよね。
料金は月額2750円(税込み)。
塾通いに比べると、圧倒的にお得ですね。
1週間のお試しコースあり、解約手数料はなし!というのは良心的ですね。
こちらのリンクからなら、クーポンコードもあります♪
民間の学童を利用
公立の学童に比べ、習い事が充実しているのが民間の学童ですね。
夏休みも、キャンプなどのイベントがたくさんあるのも魅力。
ただ、その分毎月かかる費用が高い…!
公立は月数千円に対して、民間は月数万円。
10倍ぐらいの差があります。
そこでおすすめなのが、公立と民間学童の併用。
習い事を展開している教室が、レッスンが終わったら子供預かってくれるところも。
英会話が多いように思います。
近所にあるかどうか、一度調べてみて。
小学生の習い事やめる決断とタイミングも重要!
小学生にとって何がいちばん大切か?
それはズバリ、学校での勉強ですよね。
小一の負担を甘く見てはいけません…!
保育園のころから続けてきたことだし、小学生になっても続けることができるよね?と考えがちですが、生活はガラッと変わります。
学童も、保育園とは全然違います!
基本、自分の子とは自分でやらなければいけないため、宿題が終わるまでつきっきり…なんてことはあり得ません。
子供自身も、最初は学校生活に慣れるのに必死です。
昼間はみんなと一緒に授業を受け、放課後は慣れない学童で過ごし。
やっと帰ってきた…と思っても、宿題の直しや翌日の学校の準備もあります。
保育園のときは、帰ってきてご飯とお風呂を済ませて寝るだけ!だったと思います。
比べると、やっぱり小学生になると忙しくなりますね。
子供が「やめたい」と言ってきたときは、きちんと耳を傾けて。
意外とよく聞くのが「自分から習い事をしたい!と言い出したんだからちゃんと続けなさい!」と強制する親。
でも、よく考えてみて欲しいんです。
たしかに「やりたい」と言ったのは子供かもしれませんが、やめるタイミングも子供が決めていいのでは?と思います。
ムリに続けて、せっかく身に付いたのに、イヤな思い出でピアノや英会話などが嫌いになってしまっては本末転倒です。
親も子供も納得する、最適のタイミングで辞める決断をして。
うちも、ピアノがイヤで辞めたい!と言い出した時期があったのですが、ピアノが辛い・イヤだった…で終わってしまうと、今後音楽全般に苦手意識を持ってしまう可能性があります。
そのため、一時期先生のレッスンも優しく、スローペースだけど楽しく!をモットーに教えてくださったんです。
本当に、いい先生でした。
本人も楽しいレッスンが続き、ピアノは辞めちゃうけど金管バンドに入りたい!と次の目標を持って前向きにピアノを辞めることができました。
習い事も保育園のときとは同じように…とは行かなくなります。
学校の勉強が最優先ですので、習い事の優先順位は下がります。
だけど、子供自身が習い事を楽しんでいて、保育園時代のお友達に会える場だったり、学校以外でホッとする場なら、続ける意味はありますね。
習い事が子供の息抜きになっている場合ですね。
学校生活に慣れるまで、習い事に関する練習などは控えたほうがいいかもしれませんが、学校に慣れれば、また熱中できるようになります。
まとめ
共働き家庭でも、小学生になってからも習い事は続けさせることができます!
ですが、親の創意工夫は必須です!
親も子も、負担になってしまう場合は、何がいちばん負担になっているのか?
どうしたら、その負担を軽減することができるのか?検討してみて。
送迎が大変なら、オンラインレッスンに切り替える。
学童と習い事で疲れ切って宿題が出来ないのであれば、宿題をやる時間を工夫させる。
学童の時間内で宿題が終わらないこともよくあります!
絶対に、子供を責めないで。
夜は疲れて勉強できないなら、思い切って早く寝て、翌朝スッキリした頭で宿題をやるのもアリです!
「宿題は放課後にやらなきゃいけない」なんて決まりはありませんからね。
一度、習い事を辞めるという、思い切った判断もアリだと思いますよ。
学年が上がると、子供が自分で興味関心のある出来事に出会います。
いつでも再開することは可能ですし、同じ教室に通わなくても、オンラインや教材という方法もあります。
わが家のように、学校のクラブ活動に入ることも。
視野を広げて選択肢が増えると、親も子も負担を軽減しながら習い事を続けることができますね。
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