授乳中に赤ちゃんに噛まれて傷ができると、すっごく痛いんですよね!
特に、傷がある状態で次の授乳もすると、痛くて痛くて・・・拷問タイムになっちゃいます。
わたしも二児の母で、上の子が噛む子だったので痛い思いをした経験があります。
いろいろと調べて、授乳の痛みを軽減できたのが「絆創膏を貼る」というシンプルな方法。
傷口がカバーされているだけで、授乳の痛みが軽減され「助かった~」と思いました。
小児科のドクターにも確認しましたが、「患部を清潔にして、1日1回はりかえるようにしていれば絆創膏を貼ったまま授乳してもOK」と言われました。
赤ちゃんの口に入る物ですので、絆創膏って大丈夫なの?と思いますが、清潔にしていれば問題ないんです。
最近では、絆創膏よりもキズパワーパッドの方が肌なじみが良く、傷も早く治るのでおすすめです。
さらに、授乳中に噛まれたときにやってはいけないことや、噛み癖を直すコツもご紹介します。
授乳中に噛まれて傷ができたときの対処法
キズパワーパッドを貼る
個人的にイチオシの方法が、傷にキズパワーパッドを貼って授乳する方法です!
わたしの場合、とりあえず普通の絆創膏しか家になかったため、まずは絆創膏で試したのですが、驚くほど授乳のときの痛みが軽減し、授乳がラクになりました!
念のため、かかりつけの小児科のドクターにも確認しましたが、赤ちゃんが嫌がらないのなら、傷が治るまで使っていいよ!とのことでした。
わが家の場合は、普通の絆創膏でも気にせず母乳を飲んでくれたため、傷が治るまで絆創膏を貼って授乳を数日続けました。
ただ、赤ちゃんによっては絆創膏をイヤがって母乳を飲まなくなる子もいます。
そんなときは、ぜひ、キズパワーパッドを試してみてください!
ドラッグストアでも手に入りますので、傷をしっかりカバーできるサイズのものを選んでくださいね。
キズパワーパッドは普通の絆創膏よりも高いのですが、メリットもあります。
- 肌になじむため、赤ちゃんが嫌がらずに母乳を飲んでくれる
- モイストタイプのため、絆創膏よりも傷の治りが早い
ですが、絆創膏でもキズパワーパッドを使うときでも、注意点があります。
- 患部を清潔にしてから貼る
- 1日1回ははりかえる
ばい菌が入らないよう、傷口は清潔にしてから絆創膏を貼ってくださいね。
また、キズパワーパッドは傷が治るまでずっと貼っていてもOKですが、赤ちゃんの口に入ることを考えると、1日1回ははりかえて清潔に保つことも重要です。
絆創膏もキズパワーパッドもムリヤリはがしてしまうと傷が悪化しちゃう場合がありますので、お風呂のタイミングではりかえるのがおすすめです。
キズパワーパッドが剥がれにくいときは、シャワーを当てながら少しずつ剥がすとキレイに取ることができます。
ちなみに、キズパワーパッドの公式サイトでは、かみキズの場合は病院でみてもらうよう記載されています。
裂けキズ
動物や人間のとがった歯でかむことでできるキズです。キズ口が狭く見えますが、深いところの組織が破壊されていることがあります。
BAND-AIDの公式サイトより引用
キズパワーパッドを使うかどうかは、個人の判断になってしまいますが、患部を清潔にしてこまめにとりかえるようにしていれば、問題ないと思います。
ちなみに、塗り薬は塗らなくてもOKです!
むしろ、薬を塗ってしまうと絆創膏がはがれやすくなってしまいますので、何も塗らない方がおすすめです。
授乳の姿勢を変えてみる
とにかく噛まれた傷が赤ちゃんの口になるべく当たらないよう、授乳の姿勢を変えてみるのもおすすめです!
普段は横抱きでの授乳の姿勢が多い場合は、フットボール抱きやたて抱きでの授乳も試してみてくださいね。
意外と角度を変えるだけでも、痛みが軽減します。
搾乳したものを飲ませる
もし、赤ちゃんが嫌がらないのであれば、搾乳に切り替えて母乳を与える方法もあります。
母乳なら、意外と哺乳瓶でも嫌がらずに飲んでくれる場合もありますし、月齢が高い場合はストローマグやコップ飲みさせるのもアリです!
ちなみに、搾乳器だと傷に負担がかかる場合がありますので、手で搾乳するのがおすすめです。
傷が深い・膿がある場合は病院へ!
絆創膏やキズパワーパッドを使う方法をご紹介しましたが、パックリと割れてしまった傷や膿がでているような場合は、病院で診察してもらってくださいね。
絆創膏だけでは治らない可能性が高いんです。
軟膏や痛み止めの飲み薬などが処方されますので、ドクターの指示に従ってくださいね。
基本的には、母乳外来で診てもらうのがいちばんですが、まずは産院やかかりつけの小児科医などへ相談するのもアリだと思います。
場合によっては、病院を紹介してもらうことができると思います。
授乳で噛まれて傷があるときの基本的な対策
一時的に断乳して粉ミルクに切り替える
病院へ相談すると、まずは断乳をすすめられちゃうことが多いんです。
あとは授乳の回数を減らす、とかですね。
たしかに、傷を早く治すためには刺激を与えず、安静にさせたほうがいいですからね。
ですが、完全母乳の場合や哺乳瓶を断固拒否!という赤ちゃんの場合、一時的でも断乳するのはすごく大変ですよね。
ママが痛みをガマンして授乳を続けたほうがマシ!と思っちゃうくらいに。
わたしもそうだったので、絆創膏で乗り切りました!
でも、また噛まれてしまったら・・・?と思うと、授乳が恐怖になっちゃいますよね・・・。
噛まれないための対策をご紹介していきます。
授乳で噛まれたときにやってはいけないこと
高い声でキャーっと叫ぶのはNG
授乳中に噛まれてしまうと痛くて痛くて、思わず高い声で叫んでしまいますよね。
ですが、この行為は実はNGなんです!
ママが高い声を上げると「ママは喜んでいる!」と赤ちゃんは勘違いしちゃうんです。
「噛むとママが喜ぶ♪」と勘違いされてしまっては大変ですね。
そのため、噛まれても高い声で叫ばない!というのを意識してください。
逆に、噛んだ罰として赤ちゃんの鼻をつまんだり断乳したりするのもNGです!
赤ちゃんは、決して悪気があって噛んでいるワケではないんです。
噛まれてしまったときは、赤ちゃんの目を見ながら低い声で「噛んだら痛いからダメ!」とビシッと叱ることが大切なんです。
搾乳器は使わない
嚙み傷がある状態で授乳するのはツライため、搾乳した母乳を与えよう!と考えるママもいらっしゃると思います。
搾乳自体はOKですが、搾乳器は使わずに、手で搾るのがおすすめです!
搾乳器って意外と痛いので、傷がある状態だと、さらに傷に負担をかけてしまい悪化しちゃう場合があるんです。
手で搾るのは大変ですが、傷を悪化させないためにも、搾乳器は使わないでくださいね。
ちなみに、搾乳するときに「〇mlまで絞る!」と決めるとしんどくなっちゃいます。
というのも、その日の体調や搾乳する時間帯によって母乳の出る量は変わっています。
そのため、量にこだわらず、時間を決めて搾乳すると気楽に続けることができます。
乳頭保護器は慎重に!
嚙み傷がある場合、乳頭保護器を使って授乳する方法が紹介されていることもあります。
ですが、乳頭保護器にはデメリットもあるんです。
- 乳頭保護器を使っても痛みが軽減されない
- 赤ちゃんが嫌がって母乳を飲んでくれない
- サイズを合わせるのが大変
などなど。
決して安い買い物ではありませんので、傷の痛みが変わらなかったら勿体ないですよね。
馬油やランシーノなどは効果が薄い!
馬油やランシーノなど、授乳の痛みを和らげるために使っている方もいらっしゃると思います。
ですが、あくまで保湿するのが役目ですので、出血があるような傷には効果は期待できません。
授乳で噛まれないための対策
乳房がパンパンの状態で授乳しない
夜間授乳や外出した場合など、授乳間隔が空きすぎて、乳房がパンパンになっちゃうこと、あると思います。
パンパンの状態で授乳してしまうと乳輪がかたくて赤ちゃんは吸い付きにくいため、噛んでしまうことがあります。
また、母乳が勢いよく出てしまうため、赤ちゃんがむせてしまい、怒って噛んでしまう場合もあります。
乳房がパンパンだと「早く授乳しなきゃ!」と焦ってしまいますが、搾乳してから授乳してくださいね!
搾乳の目安は、乳輪が耳たぶほどのやわらかさになるまでです。
やわらかくしてから授乳すると赤ちゃんが吸いつきやすいため、噛まれるリスクも低くなります!
授乳の前に歯固めを赤ちゃんに与える
赤ちゃんが授乳中に噛んでしまうのは、新しい歯が生えてきてムズムズかゆいから!なんですよね。
どうにも噛み癖があって困っている・・・という場合、歯固めを与えてみて。
特に、授乳の前に冷やした歯固めを与えておくと、歯のムズムズ感がおさえられますので、ぜひ、試してみてくださいね!
わが家も、SASSYの歯固めにはお世話になりました!
お手入れも簡単で、固く絞った布巾でキレイに拭くだけでOKです。
赤ちゃんの口に入れる物ですので、ササッと清潔にしておきたいですね。
もちろん、冷蔵庫で冷やすことができます。
言い聞かせ
意外と重要なのが言い聞かせなんです!
まだ言葉はわからないから・・・と思わず、真剣に赤ちゃんに語りかけてみてください。
赤ちゃんは言葉はわからなくても、ママの表情や声のトーンでいろんなことを読み取ろうとしてくれます。
授乳の前に「噛まないでね」とお願いをし、達成できたら「えらいね!」とほめてあげてくださいね。
授乳中にテレビやスマホを見ない
授乳中にテレビやスマホを見ていると、赤ちゃんは注目して欲しくて、わざと噛んでしまうこともあるんです。
授乳中は赤ちゃんと向き合って、今しかできないスキンシップを楽しんでくださいね。
まとめ
授乳中に噛まれてしまうと、本当に痛いですよね!
傷がある状態で授乳すると、「ご・・・拷問!?」と思ってしまうほど、苦痛な時間になってしまいます。
わたしも嚙み傷がある状態で授乳して、涙をこらえながら授乳した経験があります。
ですが、このままではダメだ!と思い、とりあえず家にあった絆創膏を貼って授乳したら、痛みがやわらいで「助かった~」と思いました。
わが家の場合、そのまま絆創膏で傷が治り、授乳も問題なかったのですが、赤ちゃんが嫌がる場合は、キズパワーパッドを試してみてくださいね!
キズパワーパッドは普通の絆創膏よりも値段が高いのですが、その分、性能は格上です!
肌なじみがいいため、赤ちゃんもさほど嫌がらず母乳を飲んでくれますし、モイストタイプですので、絆創膏よりも傷の治りが早いんです。
ただし、絆創膏もキズパワーパッドも使うときは患部を清潔にして、1日1回ははりかえるようにしてくださいね。
わたしの場合、絆創膏で傷は治りましたが、傷が深かったり膿がある場合は、病院で診てもらってくださいね!
ガマンしすぎて悪化してしまっては大変ですので、早め早めに対処してくださいね。
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