ハロウィンといえば、かぼちゃ提灯やかぼちゃお化けと言われる「ジャックオーランタン」を飾るのが一般的ですよね。
ところでなぜ「かぼちゃ」なんでしょうか?
ジャックオーランタンを飾る意味や由来ってなんでしょうか?
答えは、魔よけのため。
「ジャック」のルーツは、アイルランドの逸話に残っていました。
そしてカボチャを使う理由は「生産量が多いから」なんです。
ハロウィンの「なぜ?どうして?」を調べて、わかりやすくまとめてみました!
逸話も交えて解説していますので、ぜひ、お子さんにもわかりやすく教えてあげてくださいね。
ハロウィンかぼちゃの意味とは?
そもそもハロウィンとは、先祖の霊を迎え、秋の収穫に感謝するお祭り。
日本のお盆に近い感じですね。
ですが、日本のお盆と違う点は、ご先祖様が帰ってくるときに、悪い霊もいっしょに戻ってくる、と信じられていること。
この、悪い霊を追い払うために「ジャックオーランタン」はハロウィンには欠かせない飾り付けなんです。
でも、「ジャックって?」という謎は、アイルランドの昔話に残っていたんです。
昔々、「ジャック」という人を騙し悪さばかりしている男がいました。
ある夜、ジャックは悪魔と出会います。
悪魔はジャックの魂を抜き取り地獄へ送ろうとします。
しかし逆に、ジャックは悪魔を騙し、「魂も抜き取らないし、死後、地獄にも入れさせない」という約束をします。
ジャックは生きている間、「地獄に落ちない」のをいいことに、悪さを続けます。
しかし、ジャックも寿命で死んでしまうときがきました。
そして死後、ジャックは天国に向かいますが、生前悪いことばかりしていたので天国に入れてもらえません。
仕方なく地獄に向かいますが、悪魔との契約があるため、地獄にも入れません。
気の毒に思った悪魔がジャックに火をわけます。
ジャックはカブの中に火を入れ提灯を作り、天国と地獄の間を永遠にさまよい続けています。
この提灯ジャック、つまりジャックオーランタンは良い魂を導き、悪霊を追い払うと信じられているんです。
ハロウィンかぼちゃの由来!元々はカブを使ってた
ハロウィンとは、もともとはケルト系民族のお祭り。
ジャックの逸話にも残っている通り、本来はカボチャではなく、カブで提灯を作っていたんです。
ですが、ハロウィンがキリスト圏であるアメリカに広まった際、カブは一般的ではなく生産量も少なかったんです。
そこで、カブの代用として生産量が多いカボチャを使うことに。
ハロウィンでかぼちゃを使うことが定着し、やがて世界に広がり「ハロウィン=かぼちゃ」になったんですね。
ただし、今でもスコットランドやアイルランドでは、「カブ」を使ってジャックオーランタンを作っているんです。
ハロウィンでの仮装には意味もある!
ハロウィンでは悪霊や魔物たちもいっしょに戻ってくる、と信じられていました。
悪霊や魔物たちは人々にとりついて、あの世へ連れていこうとします。
そこで人々はお化けや魔物の仮装をして「仲間」だと思わせることによって、悪霊たちの目をあざむいていたんです。
仲間だと思わされば、襲われたりあの世へ連れていかれることは無い!と考えたんですね。
ハロウィンかぼちゃも仮装も、ハロウィンには欠かせない魔よけの意味があったんですね!
なぜ「トリックオアトリート」なの?
ハロウィンの主役といえば、子供たち。
「トリックオアトリート」つまり「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!」という意味で近所をまわりますよね。
実はコレも意味があり、ハロウィンの夜にさまよっている悪霊が家に入ってこないよう、「お菓子をあげるから、元の世界にお戻りください」という役割を兼ねているんです。
そのため、お化けに襲われないよう、子供たちも魔女やミイラなどに仮装していたんですね。
ちなみに、ハロウィンで配るお菓子といえば、キャンディーやクッキー、マシュマロが定番ですね。
まとめ
ハロウィンかぼちゃの意味や由来をご紹介しました。
なんとなく、「収穫のお祝い」と「ご先祖様の供養」の意味があることは知ってましたが、ハロウィンかぼちゃの意味や由来を知っていると、より、ハロウィンが楽しめますね。
子供に「ハロウィンって何?」「どうしてカボチャなの?」と聞かれたときも、逸話を交えながら説明してあげるとわかりやすいですね。
「カブを使ってジャックオーランタンを作ってたんだよ!」なんてことまで教えてあげたら、お子さんは驚いてくれるかもしれませんね。
さらに、ハロウィンの「ジャックオーランタン」「仮装」「トリックオアトリート」には、それぞれ魔よけの意味があったんですね。
日本のお盆とは違い、ハロウィンの夜には悪魔や悪霊もいっしょに帰ってくる!と信じられていたんですね。
ハロウィンを通じて、海外の文化に触れるのはとてもいいことだと思います。
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