しばしば話題に上がる「育休中の保育園利用」について。
なぜか「ずるい」と言われてしまうことがあるんですよね~。
何も悪いことはしてないはずなのに、そう言われてしまうとドキッとするし、悲しいですよね。
わたし自身は、二児の母で下の子が生まれたとき、上の子は保育園に通っていました。
そして、産休・育休中も変わらず保育園に預かってもらいました!
だけど、何となく肩身が狭い…
そんな、得体の知れない罪悪感を覚えた経験があります。
でも、しっかりと調べたところ
「育休中の保育園利用はずるくない!」
ことを知り、心が軽くなりました。
ずるくない理由と、育休中に保育園を利用するときの最低限のマナーについて、お話します。
無用なトラブルを起こさないために、余計なことは言わないのも大事だよ。
育休中の保育園利用はずるいの?
まずは、
「育休中に保育園を利用するのはOK?NG?」
という本題からお話したいと思います。
結論は、「OK」です!
育休中も遠慮せず、上の子を保育園に預けて大丈夫です。
- 育休中の保育園はOK
- 「ずるい」と言う人の正体とは?
この2つについて、もう少し深掘りしてお話していきます。
育休中の保育園はOK
ズバリ、育休中に保育園を利用することは、何の問題もありません!
なぜなら、自治体で制限してないからです。
それに、育休中も変わらず、保育料を納めていますよね?
堂々と利用して大丈夫です。
「ずるい」と言う人の正体とは?
では次に、「ずるい」と言う人たちのことを考えてみたいと思います。
「ずるい」と発信する人の心の裏側には、「うらやましい」という気持ちが隠れています。
つまり、「本当は、自分も子どもを保育園に預けたい」と思っている人です。
具体的には、妊娠を機に仕事を辞めたママや、保活をしたけど入園できなかったママなど、です。
でも、事情は人それぞれ。
「ずるい」と攻撃してくる人たちを、まともに相手する必要はありません。
それに、保育園に入るの、大変でしたよね?
妊娠中の体調不良と闘いながら、なんとか仕事を続け。
やっとの思いで産休を取得。
子どもが生まれたと同時に、各種手続きをこなし。
少しずつ子育てに慣れてきたころには、保活がスタート…。
そして、子どもの入園と同時にワーママデビュー。
家事・育児、そして仕事にと追われる忙しい日々でしたよね。
今までの苦労を振り返ると、保育園を利用する権利があります。
なぜ、「育休中の保育園はずるい」と言われるの?
ここまで、育休中の保育園は「ずるくない!」とお話してきました。
ですが一方で、「うらやましい」と思っている人は、攻撃をしてくることがあります。
- 専業主婦の存在
- 自治体によっては利用制限がある場合も
それが、上記のような立場の人たちです。
専業主婦の存在
専業主婦は、基本的に自宅で自分の子どもを見なければいけません。
保育園の送迎や保育料がかからないメリットもありますが、毎日子どもと過ごしてばかりだと、息が詰まってしまいますね。
それに、産後の女性は心身ともに、とってもデリケート。
- 赤ちゃんのお世話に専念したい
- 上の子だけでも預かってほしい
- 自分の時間もほしい…
などなど。
思うところは、いろいろありますね。
だからこそ、育休中でも保育園を利用でき、上の子を預かってもらえるワーママの存在は、妬ましいのかもしれません。
自治体によっては利用制限がある場合も
保育園の利用規則については、自治体によってさまざまです。
そのため、産休・育休中でも、今までと同じように保育園を利用できる自治体もあれば。
一方で、利用制限があったり、退園になってしまうケースもあります。
(今は、育休中の退園が問題となり、かなり解消された自治体が多いのですが)
本来なら、上の子を預けて、下の子のお世話に専念できるはずだったのに…。
そう感じると、育休中でも変わらず保育園を利用できる自治体に住んでいるワーママは「うらやましい」と思ってしまうようです。
育休中の保育園利用には理由がある!
育休中でも、保育園を利用しなければいけない、まっとうな理由がありますよね。
- 職場への復帰を控えている
- 上の子の環境を維持するため
それぞれについて、もう少し詳しくお話します。
職場への復帰を控えている
育児休業とは、「元の職場へ戻る」ことが前提で取得できる制度ですね。
そのため、子どもの保育園入園が決まったら、速やかに復職しなければいけません。
だけどもし、育休中に上の子が保育園を退園になってしまったら…?
上の子の預け先を、再度確保しなければいけないとなると、復職のハードルがグンと上がってしまいます。
子どもの年齢によっては、「まったく空きがない」なんてことも珍しくありません。
育休明け、スムーズに仕事へ復帰するために、育休中も変わらず保育園を利用することは欠かせません。
上の子の環境を維持するため
保育園とは、家庭とは違いますが、子どものもう1つの居場所でもありますね。
親の愛情だけではなく、保育士さんからの愛情、そして友だちとの関わりの中でさまざまなことを学べる場です。
だからこそ、子どもの環境を急激に変えるのは、子どもの負担になってしまいます。
特に、下の子が生まれて、家の中の環境が激変した今だからこそ。
変わらず、楽しく安心して通うことができる保育園の存在は大きいものですね。
わが家も、下の子が生まれたばかりのころは、上の子が赤ちゃん返りをしました。
きっと、さみしい思いをさせていたのだと思います。
入院中や産後は、上の子とじゅうぶんに関わる時間が確保できず、悩みました。
ですが、このとき、保育園の存在は上の子の中でとても大きかったです。
いつもと変わらず、優しく接してくれる先生。
思いっきり遊ぶことができる環境。
いつの間にか、赤ちゃん返りはすっかり落ち着きました。
育休中の保育園利用の注意点2つ
育休中に保育園を利用することに、何も問題はありません。
ですが、最低限、気をつけたいことが2つあります。
- 短時間の利用&延長保育・土曜保育は控える
- むやみに周囲へ話をしない
それぞれ詳しくお話しますね。
短時間の利用&延長保育・土曜保育は控える
育休中は原則、短時間の利用にするのがマナーです。
また、園によっては
「9時~16時までの利用にしてください」
と指定されるところもあります。
その場合は、素直に従ってくださいね。
ただ、もしかしたら
「保育料を納めているのに…」
と、思うかもしれません。
ですが、子どものためにも、
「育休中は家で子どもと過ごす時間を増やす」
ことを考えてあげてください。
振り返ると、きっと貴重なひとときだったなと感じることと思います。
また、育休をきっかけに、子どもの習い事を始めるのもオススメ。
わが家も、ピアノを習い始めました。
ただ、復帰後のことを考えると、仕事をしていても続けることができる習い事が好ましいですね。
そのため、「オンラインレッスンの習い事」は、共働き家庭にとってメリットが多いですね。
- 送迎が不要
- 振り替えに対応してもらえる
- 習い事の様子が親もよくわかる
中でも、いちばん始めやすいのが、大手が展開している超・有名どころ。
「スマイルゼミ」
就学に向けて、タブレット学習を始めておくと安心ですね。
話しが逸れてしまいましたが、本題に戻しますね。
育休中は、延長保育・土曜保育の利用はしないようにしてください。
園からも通達があるかもしれません。
ただし、どうしても利用したい事情がある場合は、園へ事前に相談してみてくださいね。
むやみに周囲へ話をしない
育休中に保育園を利用する場合は、むやみやたらと周囲へ話さないほうが無難です。
先にご紹介したとおり、「保育園を利用したくてもできない」ママ、大勢いいらっしゃいます。
あたなの気づかないところで、反感を買う可能性もあります。
自分の身を自分で守るためにも。
「上の子、保育園に預かってもらえてラクだわ~」
とか、
「赤ちゃんのお世話に専念できて楽しい」
とか。
発言する前に、よく考えてみてくださいね。
無用なトラブルを招かずにすみます。
まとめ
育休中に保育園を利用するのは「ずるくない!」ことをお話しました。
理由は、以下の通りです。
- 自治体で定められており、保育料を納めている
- 育休からの復帰を控えている
- 子どもの環境を維持するため
とはいえ、育休中に保育園へ子どもを預けるママを快く思ってない人もいます。
そのため、最低限のマナーは必要です。
- 短時間の利用&延長保育・土曜保育は控える
- むやみに周囲へ話をしない
無用なトラブルを防ぐためにも、余計なことは口にしないよう、気をつけてくださいね。
特に、「産後ハイ」になっているときは、注意が必要です。
以上、「育休中の保育園はずるい?」に関するお話でした。
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